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季節の変わり目とスキンケア

更新日:2017.08.28
公開日:2013.02.20
ドクター画像
この記事の監修者
医師 板東浩

スキンケアは日頃、肌の状態にあわせてスキンケアをしていると思いますが、季節によって変化する肌の状態にも注目しましょう。ここでは季節の変わり目の際のスキンケアについてドクター監修のもと解説します。

自分の肌に合わせたスキンケアをするのは基本中の基本ですが、季節によって変化する肌の状態にも注目しましょう。季節ごとに温度や湿度は大きく異なりますし、紫外線の量も違ってくるため、起こりやすいトラブルも変わってくるからです。

季節の変わり目に肌トラブルが起こりやすいのもこのためです[1]。

春に起こりがちなトラブルと対策

気温が変化しやすい春は、吹き出物ができやすくなります。冬の間の肌へのダメージが現われやすく、また急激な気温変化が肌の新陳代謝を乱し、暖かくなったことで皮脂分泌が盛んになることなどが原因です。

また、花粉でアレルギーや肌荒れも起こりやすくなります。Tゾーンなどの皮脂分泌が盛んな部分はしっかりと洗浄し、カサつく部分はうるおいを与えるといったようなパーツケアと体調管理が春の美肌の鍵となります。

夏に起こりがちなトラブルと対策

夏は紫外線対策が大切です。しかしUV化粧品などによる肌の負担が気になる方は、帽子やサングラス、日傘の使用がおすすめです。また皮脂の分泌量が増え、メイクも崩れやすくなります。洗顔はより丁寧に行ない、内からも外からもビタミンCを補ってあげるとよいでしょう。また、最近はエアコンの影響で夏でもドライスキンに悩まれる方も少なくありません。夏でも保湿はしっかり行なってください[1][2]。

秋に起こりがちなトラブルと対策

夏に受けた紫外線の影響、そして温度変化などによる体調不良によって肌トラブルが増える時期です。とくに体の疲れとともにシミやくすみが気になる人が多いようです。角質ケアや血行促進対策を行ない、肌のターンオーバーを乱さないこと、そして冬の到来前に肌のバリア機能を高めるための保湿も重要です[1]。

冬に起こりがちなトラブルと対策

冬はなんといっても乾燥対策が必要です。エアコンをつけた部屋では加湿器などを利用して湿度をコントロールしてください。肌にとって理想的な湿度とは60%から65%といわれていますが、冬になると、50%前後にまで下がります[1]。

もし、部屋のなかでも肌がチクチクしたり、つっぱる感じがあったりすれば、それは肌の水分が奪われている証拠。こまめに水分を補い、クリームなどで蒸発を防ぐよう保護をしてあげてください。放っておくと乾燥が原因でシワや肌荒れのトラブルが起こるだけでなく、皮脂バランスを崩し吹き出物などのトラブルにもつながります。

近年は年間を通して空調が管理されているため、どちらかというと一年中ドライスキン気味の方が多いようです。通年を通して大切なケアは保湿とUVケア。ビタミンCやヒアルロン酸は、いつでも補ってあげましょう。季節の変化にも影響されない健康な肌づくりに役立ちます。

参考文献

  1. [1]田上八朗. “スキンケア” 美容皮膚科学 改訂2版.宮地良樹ほか編. 日本美容皮膚科学会監修 南山堂 2009; 196-206
  2. [2]白鳥早奈英 監修. 最新版 知っておきたい栄養学. 学研パブリッシング 2013; 230-231

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