皮膚疾患・粘膜の病気

あせも(汗疹)ができる原因

更新日:2016/12/09 公開日:2013/08/14

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皮膚科

痒くなったかと思うと、その患部には赤く小さなブツブツが大量にできていた、という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。できればできてほしくないあせも(汗疹)は、一体何ものなのか、できる原因は何なのかをドクター監修の記事で解説します。

汗をたくさんかく夏の代表的な肌トラブルのひとつが“あせも(汗疹)”です。「かゆくなったかと思うと、赤く小さなブツブツが大量にできた」という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。あせも(汗疹)とは一体何ものなのか、原因は何なのかを解説します。

あせも(汗疹)とは何か?

汗をたくさんかいて、しかも洋服等で肌がムレてしまった場合にできるイメージのあせも(汗疹)。赤くて小さいぶつぶつができてかゆいものですが、実はいくつか種類があることをご存知でしょうか?私たちがよく目にする赤いあせも(汗疹)は“紅色汗疹(こうしょくかんしん)”と呼ばれるものです。

赤くならず、白っぽい水ぶくれができる“水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)”は症状が軽く、できても気づかない場合も多いあせも(汗疹)。皮膚の深い部分で起こる“深在性(しんざいせい)汗疹”というものがありますが、これは亜熱帯地方に多く、日本ではあまり見られません。

あせも(汗疹)ができる原因

あせも(汗疹)ができる原因は、汗が皮膚の中にたまってしまうこと。大量に汗をかく夏にできやすくなるのはこのためです。たまった汗は、皮膚の下にある汗管(かんかん)という管状の腺からその周りの組織に漏れ出します。すると水ぶくれができたり、炎症をおこしてかゆくなったり、赤くてかゆいブツブツができたりするのです。

夏以外でも高温多湿な場所で運動したとき、風邪で熱が出ていたときなどに汗をかけば、あせも(汗疹)ができる可能性は十分にあります。ベルトや帽子で皮膚がふさがれてしまった場合も同様です。他にもギプス、絆創膏、湿布、包帯など、汗がつまりやすくなるため、あせも(汗疹)ができやすくなります。

あせも(汗疹)ができやすいパーツ

一般的に大人よりも乳幼児にできやすいあせも(汗疹)。子どもの汗腺の数は大人とほぼ同じで、表面積が小さい子どもは汗腺が密集しています。そのためたくさんの汗をかき、あせも(汗疹)ができやすい状態を作り上げているのです。しかも、大人のように自分で汗を拭いたり、着替えたり、シャワーをあびたりしにくいため、汗管が詰まってあせも(汗疹)ができてしまいやすくなります。

あせも(汗疹)ができやすい場所は頭、額、首、ヒジの内側、脚の付け根、ヒザの裏側といった、汗が乾きにくい部分。うっかり見落としてしまう場所でもあるので、通気性のよい服を着用し、こまめに汗をふくようにしてください。

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