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天然セラミドとは?

更新日:2017.09.14
公開日:2014.04.01
ドクター画像
この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

保湿力が高いと評判のセラミド。化粧品に配合されているセラミドには色々な種類がありますが、「天然セラミド(ビオセラミド、セレブロシド)」とはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、ドクター監修の記事で、天然セラミドについて解説します。

天然セラミド

「天然セラミド」とは

「天然セラミド」とは、「ビオセラミド」「セレブロシド」とも呼ばれ、馬などの動物の脳や脊髄などから抽出したセラミドです。

動物性のセラミドが商品化された当初は、牛由来のセラミドが主流となっていましたが、BSE問題により、現在は天然セラミドの原料は馬が主流となっています。

馬から抽出されるセラミドは、化粧品成分としては「ウマスフィンゴ脂質」と記載されています。

天然セラミドの特徴・効果

天然セラミドは、動物由来のため、人間の角質層の細胞間脂質と近く、保湿力が優れているのが特徴です。

特に敏感肌やアトピー性皮膚炎の人の保湿に適しており、壊れたバリア機能を改善する働きや、肌荒れを改善する働きがあることが確認されています。

天然セラミド配合化粧品の選び方

どの種類のセラミド配合化粧品にも言えることですが、天然セラミド配合化粧品を選ぶポイントは以下の通りです。

  • セラミドの配合量
  • テクスチャー

天然セラミドは、効果の面では大変優れていますが、デメリットもあります。天然セラミドは化粧品原料としては高価なため、効果が感じられる程度の配合量だと、金額もそれなりに高くなってしまいます。

逆に、天然セラミド配合を謳っているのに、価格が安い場合は、配合量が微々たるもの、という場合があるので、注意が必要です。

また、セラミドは水性成分ではないため、乳液またはクリーム状のものや、ドロッとしたテクスチャーのものが多くなっています。

化粧水のようにサラッとしている場合、配合量が極めて少ないか、界面活性剤が多く使われている可能性があります。

アトピー・敏感肌の人は必ずパッチテストを

「天然」という文字がパッケージに記載されていると、それだけで安心できるような気がしてしまいますが、セラミド自体は問題なくとも、化粧品にはあらゆる原料が使われていることを忘れないようにしましょう。

アトピーや敏感肌の方は特に、セラミド以外の防腐剤などに反応することがありますので、必ず使用する前にパッチテストをするようにしてください。

セラミド配合のスキンケアについては、「セラミド配合美容液の正しい選び方・使い方」をご覧ください。また、セラミドが皮膚内で果たす役割を詳しく知りたい方は、「セラミドの皮膚内での役割」をご参照ください。

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