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顔のマッサージで小顔と顔色をよくする方法

更新日:2017.10.27
公開日:2014.05.01
ドクター画像
この記事の監修者
銀座ケイスキンクリニック 院長 慶田朋子

血行やリンパの流れを促すマッサージについて、ドクター監修の記事でお伝えします。長時間のパソコンの画面作業や、睡眠不足などによって顔は緊張し続け、筋肉疲労を起こして肌トラブルも起こりやすい状態に。

血行やリンパの流れが悪くなると、肌に必要な栄養が届きにくくなり、老廃物の排出も上手にできなくなります。その結果、顔色のくすみやむくみといったトラブルを招くほか、脂肪がつきやすくなる要因にもなります。スキンケアにマッサージを取り入れて、血行・リンパの流れを促進しましょう。

顔のむくみの原因

むくみは、細胞と細胞の間に余分な水分がたまった状態です。水分が滞る原因として、以下のことなどがあげられます。

  • 塩分のとりすぎ
  • お酒の飲みすぎ
  • 水分不足
  • ホルモンバランスの変化にともなう自律神経の乱れ

塩分には、水分をため込もうとする性質があります。そのため、塩分をとりすぎて血中の塩分濃度が上がると、血液中の水分が増えます。それが外に染み出し、むくみとなるのです。また、アルコールには血管から水分を脱水させる作用があることから、血液から細胞と細胞の間へ水分が染み出しやすくなります。

また、水分をとりすぎるとむくむと思われがちですが、実は水分が不足している場合もむくみやすくなります。これは、体内の水分が減少して静脈の血行が悪くなることが関係しています。通常、細胞と細胞の間にたまった水分は、リンパ管や静脈に吸収されます。静脈の血行が悪くなるということは、たまった水分を十分に吸収できなくなるということです。そのため、水分が不足しているときにもむくみが起きるのです。女性の場合はホルモンバランスの変化によって自律神経が乱れて血行が悪くなるため、むくみやすい傾向にあります。

顔のマッサージで小顔をめざす方法

マッサージには血流を促進する効果が見込めることから、むくみを解消して小顔をめざすのに役立つと考えられます。顔のむくみを解消する方法のひとつをご紹介します。

  1. ホットタオルを作り、顔に数十秒ほど乗せます。
  2. ホットタオルを取り、口や目を大きく開けたり閉じたりします。

また、顔の中心から耳たぶの裏を通り、鎖骨へと流すリンパマッサージもおすすめです。リンパマッサージをする際は、肌への負担を少なくするため、クリームなどをつけてすべりをよくした状態で行いましょう。

顔のマッサージで顔色をよくする方法

顔色をよくするために顔だけをマッサージするのではなく、首や頭を含めてマッサージするのがおすすめです。

胸元の開いたドレスを着る機会の多い欧米の女性はデコルテを含めてスキンケアをする人が多いようですが、日本では残念ながらその習慣はまだ定着していない様子。デコルテから上が顔という感覚で、肌のお手入れをしましょう。

マッサージの際は、クリームやジェルなどをたっぷり使って、指のすべりがよくなるようにしましょう。以下の手順でマッサージをしてください。

耳の後ろをマッサージ
親指をあごの真ん中の下にあて、そこから耳の後ろのリンパ節に向かってマッサージします。これを数回繰り返します。
耳の後ろから肩にかけてマッサージ
耳の後ろから鎖骨を通り、肩までを軽くなでるようにマッサージ。これを左右、数回くりかえします。
デコルテをマッサージ
右手を広げて、左胸のデコルテ部分をマッサージ。さするような感じで、左のワキの下までマッサージし、ワキの下のリンパ節をもみほぐすようにマッサージします。右側も同様に行いましょう。
額のマッサージ
次に額のマッサージ。手の平を横にして、人差し指から薬指までの3本の指先で眉毛の上から生え際に向かってマッサージします。
フェイスラインのマッサージ
あごの先からこめかみに向かって、右手と左手を交互に動かすようにして、フェイスラインをなでるようにマッサージします。片方の頬全体が終わったら、反対側の頬をマッサージします。

ターンオーバーを整える頭皮マッサージの方法

頭皮は顔とつながっているため、頭皮ダメージは額などのシワの原因にもなります。頭皮のターンオーバーが正常に整うように、シャンプーの際にマッサージしましょう。

首の付け根をマッサージ
両親指で首の付け根をゆっくり指圧します。
こめかみ~頭頂部をマッサージ
両手指10本の腹で、こめかみから頭頂部に向けて、揉み込むようにマッサージします。
頭皮のマッサージ
頭皮を指の腹で軽く押して、離すといったマッサージをくりかえします。
ツボ押し
頭頂部にある、少しくぼんだ部分(百会というツボ)をトントンと軽くたたき、最後に3秒ほど軽く押します。

頭皮は顔よりも皮脂腺が多く、紫外線も浴びやすいので、実はダメージが起こりやすい部分です。毛穴の汚れや古い角質をきちんと落としながら、同時にマッサージも行いましょう。

マッサージを行うときの注意点

マッサージのときに使うクリームやジェルは、乾きにくく、すべりのよいモノを選びましょう。

また、マッサージはやさしくなでるように行うこと。力を入れすぎると毛細血管を傷つけるなど見えない炎症を発生させ、肝斑の原因になることもあります。

まとめ

マッサージには、血流やリンパの流れを改善してむくみを解消し、小顔に近づくための助けになる効果が期待できます。以下のようなマッサージを洗顔時などにとり入れてみることをおすすめします。

  • 顔のリンパマッサージ
  • 肩やデコルテのマッサージ
  • 頭皮マッサージ

なお、どのマッサージの場合も力を入れすぎず、すべりをよくするためのクリームや乳液などをつけてから行うようにしましょう。強い力でのマッサージは、かえって肌のトラブルを招く場合もあります。

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