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足(脚)のむくみの解消方法(4)冷えを解消する足湯

更新日:2017.03.22
公開日:2014.07.01
ドクター画像
この記事の監修者
広尾プライム皮膚科 医師 吉澤智子

足のむくみと冷えを解消する足湯について、ドクター監修の記事に詳しくまとめています。足湯がどのようにむくみに作用するのか、そのメカニズムをはじめ、効果的な自宅での足湯法についてもお伝えします。

温泉地などに行くと、最近よく「足湯」を目にします。衣服を脱がずに気軽に温泉気分を味わえるのが魅力の1つですが、実は医療現場でも足湯の健康効果が注目されているのです。

また、体の冷えを改善し、むくみを解消するためにも足湯は効果的です。身体が冷えた状態が長く続くと血流が悪くなり余分な水分が溜まりやすくなるため、むくみに結びつきます。足湯を活用して冷えとむくみから足を守りましょう。

足湯とは?

椅子に腰掛けた状態で、足をふくらはぎの中ほどぐらいの高さまでお湯に浸けた状態で行います。じんわりと血行がよくなって全身を温めることができ、全身浴に比べて心臓や肺など内臓への負担が少ないのが特徴です。

その血行促進効果は半身浴と同様で、身体全体が温まることで発汗作用もあります。

体力の消耗が少なく、入浴による疲労や衰弱が心配な方でも行えることから、医療や介護の現場では古くから足浴として取り入れられてきました。

産後のむくみ解消に足湯を活用

妊娠中のママの体は、血液量が通常の約1.5倍になっています。しかし、出産によって多くの体外に出て、水分バランスが急激に崩れると、体が水分を溜め込もうとするため、むくみになることがあります。また、妊娠中や産後の運動不足や、産後の睡眠不足、疲れも、代謝が悪くなってむくむ原因の1つとなります。

このようなむくみの解消法として、お風呂に浸かれない産後の約1か月は、足湯がおすすめです。

風邪でお風呂に入れないときも足湯を活用

風邪で感じる寒気は、「これから体温が上がる」という兆候です。部屋を暖かくしたり、重ね着をしたりして体を冷やさないようにするのが大切です。しかし、体が温まるとはいえ、熱の出始めで悪寒を感じるときなどの入浴は避けるのが無難。

そのようなときには、足湯をするのがおすすめです。血液の流れがよくなることで全身が温かくなります。

足湯がむくみに効くワケ

足先は心臓から遠くにあって冷えやすいことから、身体の中でもっとも血液循環が滞りやすい部位です。この足先を温めることで、どのように冷えやむくみを改善させることができるのでしょうか。

(1)リラックス効果が高く、血流が改善する

足湯をすると自律神経の一種である副交感神経の働きが高まり、緊張が解きほぐされて血流が改善します。

緊張状態では交感神経が優位に立ち、血管が収縮して血液の流れが悪くなっているのですが、副交感神経が優位になることでむくみから解放されます。

(2)肝臓機能が向上し、アルブミンが生成される

足湯によって身体の外側から熱が与えられると、常に一定の体温を維持するために熱を発生し続けている肝臓に余力が生まれ、肝臓の機能が高まります。

そのため、血管内に水分を保持する成分であるアルブミンがしっかり生成されることで、余分な水分を血管にとり入れる働きを正常に行えるようになり、むくみを改善します。

(3)むくみを防止し、免疫機能が向上

副交感神経の働きが高まることによって、免疫をつかさどるリンパ球の一種であるナチュラルキラー細胞(NK細胞)の活性が実験により認められています。

NK細胞はがん細胞に対する免疫力を高めるとされ、今もっとも注目度の高いリンパ球の1つです。これが、血管内の水分を調整してむくみを防止するアルブミンと密接に関係していることが分かってきました。

自宅で手軽にできる足湯の方法

足湯は自宅でも手軽にできる健康法です。おすすめのタイミングは、リラックス効果の高い就寝する30分前。寝つきもだいぶよくなります。

足湯用に用意するもの

  • 足がすっぽりと入る少し大きめのバケツなど
  • 38〜42度の湯
  • 差し湯用の湯
  • 足を拭くためのタオル

足湯の方法

バケツに湯を注ぎ、椅子に座って足を浸けます。ふくらはぎの半分くらいまでが浸かるくらいの湯量にしましょう。10〜20分間リラックスした状態で行います。

冬場は冷えないよう、ひざ掛けを利用したり、湯の温度が下がらないようにバケツごとビニールやタオルで覆ったりして保温してもよいでしょう。また、湯が冷めたときには、ポットに用意した差し湯を使用し、湯を温かく保ちます。

足湯を終えたら、よく拭いて足が冷えないうちに寝ることも大切です。

アロマオイルをあわせて使うのもおすすめ

アロマオイルをバケツの中に2、3滴垂らして足湯をするのもおすすめです。

アロマオイルの中でも、サイプレスやパーベリー、ゼラニウム、グレープフルーツ、スイート・マジョラム、ゆず、レモンには利尿作用やリンパの滞りを改善する作用、血行促進作用などがあり、むくみの緩和によいといわれています。アロマオイルの有効成分が皮膚から浸透し、ただ足湯をするだけよりも、さらなる効果を期待できます。

足湯でぽかぽか、冷えやむくみを撃退しましょう

足元で温められた血液が全身をめぐることで、じんわりと時間をかけて身体を温める足湯。体への負担が少なく、病気のときや産後の湯船に浸かれない時期でもとり入れられて、体がぽかぽかと温まるのが魅力です。足が冷たくてなかなか寝つけないといったときにも、おすすめ。今夜からさっそく実践してみてはいかがでしょう。

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