膀胱炎

正しい膀胱炎の治し方

更新日:2017/06/14 公開日:2014/08/01

ヘルスケア大学参画ドクター

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膀胱炎は、病院に行く以外に治す方法はあるのでしょうか。病院に行かなければいけないのはどんな症状のときか、自然治癒が期待できる症状や自宅での治し方はあるのでしょうか?ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

急性膀胱炎の特徴的な症状は、頻尿と排尿時の痛みですが、これらの症状が軽度であれば自然治癒も可能です。しかし、頻尿と排尿時の痛みがはっきりしている場合、あるいはこれらの症状に加えて、血尿や陰部の痛み、腹痛、発熱、腰痛などがある場合は、病院での検査、治療が必要です。

まずは自己判断せずに病院で診察をうけ、程度や種類を特定したほうが良いでしょう。

膀胱炎の症状については『膀胱炎とは?膀胱炎の症状』を、病院での治療内容については『膀胱炎の病院での治療内容』を参照してください。

急性膀胱炎の治し方

膀胱炎には、急性膀胱炎、慢性膀胱炎、出血性膀胱炎、間質性膀胱炎などの種類があります。最も多いのは急性膀胱炎で、細菌感染が原因です。

急性膀胱炎の症状について、詳しくは『急性膀胱炎の症状と原因』を参照してください。

急性膀胱炎の初期の場合は、自然治癒することがあります。トイレが近くなり、排尿後に軽く痛みがある場合は、まずは水をいつもより多めに飲んで、トイレにこまめに行き、膀胱に尿が溜まっている時間を減らして細菌を早めに排出するように心掛けます。また下腹部を温め、睡眠を十分にとり、免疫力が落ちないようにします。

生活習慣を見直すだけでも、膀胱炎になる可能性を回避できたり自然治癒を早めることができます。

このようなことを続けても、頻尿や排尿後の痛みが続く場合や、さらにひどくなってくるような場合は、早めに内科、泌尿器科、婦人科等を受診してください。

慢性膀胱炎の治し方

慢性膀胱炎は、急性膀胱炎を繰り返すものと、他の病気によって引き起こされるものがあります。

慢性膀胱炎について、詳しくは『慢性膀胱炎の症状と原因』も参照してください。

急性膀胱炎を繰り返してしまう慢性膀胱炎の場合は、症状が現れているときは病院で抗菌薬(抗生物質)を処方してもらい、急性膀胱炎と同様の治療でしっかり治します。処方された薬も、体調が良くなったからといって途中で止めたりせず、最後まで飲み切ってください。

そして同時に、膀胱炎にかかりやすい生活習慣の見直しをしてください。例えば、トイレでの拭き方に気をつける、性交渉(セックス)前に会陰部を清掃し、性交渉(セックス)後はできるだけ早く排尿する。下半身を温める。疲れを溜めないなど、ひとつひとつ確認して、膀胱炎にかかりやすい習慣を見直していきましょう。

くり返し発症してしまう膀胱炎について、詳しくは『治らない・繰り返す膀胱炎の原因と対処法』を参照してください。また、身体の疲れが気になる場合は、『免疫力の低下度チェック』で状態を確認してみましょう。

他の病気によって膀胱炎が慢性化している場合は、まずは急性膀胱炎と同様に抗菌薬(抗生物質)で治療し、同時に、あるいはその後に膀胱炎を引き起こす病気を治療していきます。

慢性膀胱炎を引き起こす病気は、前立腺肥大症、前立腺がん、膀胱結石、膀胱がん、糖尿病などの、尿が出にくくなったり、感染が持続したりするような状態を引き起こすものです。

また、前立腺がんや膀胱がんなどに対する放射線治療後に起こる場合もあります。これらの病気がベースにある場合は、その病気や症状を根気よく治していくことが大切です。

上記以外に、原因が不明な間質性膀胱炎という、膀胱炎が慢性化したような症状の病気もあります。上記の治療をしても治らないなどで間質性膀胱炎が疑われる場合は、「間質性膀胱炎の治療に応じる医師リスト」(日本間質性膀胱炎研究会)の医師や病院を受診してください。

漢方やツボ治療

漢方薬やツボ刺激で対処する方法もあります。

膀胱炎の治療で最も多く使われる漢方薬は、猪苓湯(ちょれいとう)、五淋散(ごりんさん)、清心蓮子飲(せいしんれんしいん)などです。体力のあるなし等で処方される漢方薬も変わりますので、漢方に詳しい医師や薬剤師にまず相談してください。

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