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アロマオイルを使ったマッサージの基本的なやり方

更新日:2016.12.09
公開日:2014.08.01
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この記事の監修者
医療法人浩聖会 セイコメディカルビューティクリニック 理事長 曽山聖子

アロマオイル(精油)を使ったマッサージの基本的なやり方について、ドクター監修の記事にまとめました。アロマオイルマッサージに使うオイルの作り方からマッサージの仕方、注意点まで詳しくお伝えします。

アロマオイルを使ったマッサージの基本的なやり方

自宅で行うアロマオイルマッサージは、その日1日がんばった自分へのご褒美にぴったりです。

リラックスしたいときにはラベンダーやカモミール、気分転換にはベルガモットやグレープフルーツ、幸福感を高めたいときにはイランイランやクラリセージなど、というように使用する精油を選ぶのも楽しいですね。

精油を選ぶ際は『アロマオイル・エッセンシャルオイルの効能一覧』を参考にしてください。

それでは、心地よい香りに包まれるアロマオイルマッサージのやり方をマスターしていきましょう。

マッサージオイルの作り方

精油を希釈用オイル(キャリアオイル)に混ぜ、濃度が1%以下のマッサージオイルを作ります。複数の精油をブレンドする際も、その合計が1%以下となるように調整しましょう。

通常精油のボトルについているドロッパーは1滴がおよそ0.05mlになるように調整されています。例えば精油2滴に対してキャリアオイル10mlというのが1%以下にする目安になります。

キャリアオイルとはマッサージオイルのベースとなる植物油で、精油をお肌にある皮脂腺から深く浸透して体内に“運ぶ”(=career)働きがあることから、こう呼ばれています。低温圧搾法で作られた100%天然成分のマッサージ用オイルを使用しましょう。

ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなどたくさんの種類がありますので、好みや使用感で選ぶと良いでしょう。

3歳未満の乳幼児には精油は刺激が強すぎるため、キャリアオイルだけでマッサージを行なったりします。

アロマオイルマッサージのやり方

マッサージオイルを適量手のひらに取り、体温でオイルを温めてから、腕や脚、背中や腰などに薄くのばす要領で軽い力加減でマッサージをします。

リラックスした気分でゆったりと呼吸をしながら指や手のひらを滑らせ、オイルの成分をお肌に浸透させましょう。強い力や摩擦は肌への刺激となりますので、滑りが悪くなったらオイルを追加しましょう。

より効果を高めるために

アロマオイルの成分をより有効に作用させたいなら、気分的にリラックスし、血行も良くなっている入浴後に行なうと良いでしょう。

また、室温調節も大切です。暑すぎたり寒すぎたりしない室温が心身共にリラックスできる最適な温度です。耳に心地よいBGMを流したり、照明を少し暗くするなど、好みに応じたリラックスできる環境で行なうと良いでしょう。

マッサージ後にべたつきが気になる場合には、洗わずに布で優しく拭き取ります。

アロママッサージをする際の注意点

精油は100%天然成分ですが、原液を直接お肌に塗布するのは刺激が強すぎて危険です。必ず希釈するためのキャリアオイルなどの基材を使って1%以下に薄めて使いましょう。

また、二の腕の内側など肌の柔らかい部分にマッサージオイルを塗り1日様子をみるパッチテストを事前に行いましょう。

精油の選び方にも注意が必要です。肌への刺激が強いクローブバッドやタイムホワイト、シナモンリーフなどマッサージに不向きの精油もありますから、使用前に精油の特徴を確認してください。

3才未満の乳幼児や妊娠中の方は精油の成分によっては悪い影響を及ぼすことがありますから、医師の指導によるもの以外は、基本的にアロマオイルマッサージは行わないことをオススメします。

注意事項をしっかり守って、アロマオイルマッサージによる至福のひとときをお楽しみください。

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