歯列矯正・矯正歯科

硬いものを食べないと、歯並びが悪くなる原因に!?

更新日:2017/08/09 公開日:2014/10/01

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人間の進化とともに変化していく顎や顔のカタチ。それが、歯並びの悪さへと影響しています。また、普段の何気ない癖も歯並びを悪くする原因につながっているかもしれません。歯並びが悪くなる原因についてドクター監修の記事でお伝えします。

あごの退化が歯並びの悪さに影響?

あごの退化、つまり、あごの縮小は歯並びに大きく影響します。あごの発達や退化は、人間の食生活と大きく関係しています。ですのでよりたくさん食べ物を咀嚼する必要があった古代人になるほど頭に対してのあごの割合が大きいのです。現代の食べ物は、ファストフードなど比較的柔らかく、食べやすさを追求したものが多くなっています。これによって、咀嚼の負荷や時間が減っていき、あごが小さくなることで、歯の生えるスペースがなくなり、歯並びが乱れてしまうのです。

現代人が、食事の間に咀嚼する回数は620回、食事時間は11分になっているといわれ、戦前は咀嚼回数が1420回、時間が22分だったのに対し、半分になっています[1]。ちなみに弥生時代の咀嚼回数と食事時間は現代の約6倍というデータもあります。核家族化が進み、家族全員でゆっくり食事をすることが少なくなり、子どもの頃から「よくかんで食べる習慣」を失ってしまっていることも、こうしたことに関係していると言えるでしょう。

よくかむことの口の中への影響には、下記のようなものがあります。
1、歯やあごの成長を助け、顔のバランスをよくする
2、かむことによって唾液が分泌され、虫歯や歯周病を防ぐことができる

また、これ以外にも、「唾液腺ホルモンを刺激することで老化防止になる」、「頭の血流がよくなり、頭の働きがよくなる」、「表情筋を刺激することで、表情が豊かになる」といったことがあげられます。

日常的な癖と歯並び

日常的な癖も歯並びに影響します。とくに気をつけたいのは姿勢です。あごを突き出して立つような姿勢、頬づえをつく癖や、横向きに寝るということは、できる限りしないように気をつけましょう。爪を噛む、指をしゃぶるという子どもによく見られる癖も要注意。前歯を舌で無意識に押してしまうのもよくありません。鼻呼吸ではなく、口呼吸が癖になっている、口をぽかんと開けたままの状態が癖になっているのも、歯ならびを悪くします。口を開けたままの状態は、唇を閉める筋肉がゆるみ、下あごの骨が後方に引っ張られたままになってしまいます。これにより、前歯を内側に押す力が弱くなって、出っ歯になってしまうのです。

自分が気をつけるだけでなく、お子さんのいる方は子どもの何気ない癖にも注意しましょう。とくに歯が生え換わる時期にこのような癖が定着してしまうと、大人になってからの歯並びに影響します。

参考文献

  1. [1]農林水産省. "みんなの食育 チェック&トピックス 中高年男性編 ゆっくり食べる" 農林水産省. http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/minna_navi/topics/topics4_02.html(参照2017-08-09)

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