歯列矯正・矯正歯科

歯並びがいいことによるメリット・悪いことによるデメリット

更新日:2017/08/09 公開日:2014/10/01

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悪い歯並びは見た目に影響するだけでなく、噛み合わせの不具合による肩こりや、ひどい場合は睡眠にまで影響を与えます。ここでは、歯並びがいいことによるメリットと悪いことによるデメリットについて、ドクター監修の記事でお伝えします。

見た目の美しさだけでない歯並びの影響

スポーツ選手や芸能人のように歯並びが揃った白い歯は、健康的で美しく、好印象を与えます。

しかし、単純な見た目だけ気にすることはよくありません。

たとえばスポーツ選手の場合、プレーの際に奥場を食いしばることが多いため、常人にくらべ奥歯をかみ締める力がとても強いので奥歯のかみ合わせが悪くなり、ボロボロになるなどの問題が実は非常に多いのです。

ちなみに成人男性が歯を食いしばる際に、奥歯にかかる力がどれぐらいかという実証では、最小で27.5kg、最大で100kgという結果があります[1]。これらの負荷が奥歯にかかることによって、歯は徐々に削れたり、場合によっては折れてしまうこともあります。

歯には、物をかむ咀嚼機能のほかに、平衡感覚をつかさどる機能があります。とくに下あごは、平衡感覚に関係しており、わずかなかみ合わせのずれで、首のバランスが悪くなり、それに、付随する形で身体の左右のバランスが悪くなります。その後、片方の肩のラインが上がってしまい、最終的には肩こりになったり、ふらつきや顎関節症(がくかんせつしょう)になるといった不具合が起こります。また、姿勢が悪くなることによって自律神経にも影響を与え、眠りが浅くなるというケースも多く見られます。

よい歯並びはこれらの問題を改善するだけでなく、話すときの発音が良くなる、かむときのあごへの負担が軽くなるといったプラスの効果をもたらし、結果QOL(生活の質の向上)にもつながります。

歯並びの悪さは虫歯・歯周病などの原因に

また、歯並びが悪いと、歯と歯の隙間に物がつまりやすくなったり、虫歯や歯周病の原因となってしまいます。歯並びが悪い人は、毎日の歯磨きや歯のお手入れは、とくに時間をかけて行いましょう。

歯科矯正で歯並びを治しても、ずっとそのままの状態が維持できるわけではありません。歯周病になって、歯を支えている骨が溶けると、歯は動きやすくなります。また、抜歯した後にそこを放置していると、間を埋めようとして、歯が移動します。寝ている間にする歯ぎしりも、歯が削れたり、移動する原因になります。

歯の状態は常に変化していることを考えながら、そのときの状態にあったケアを行うように心がけましょう。

参考文献

  1. [1]上野俊明ほか. "スポーツと歯科" 歯とお口のことなら何でもわかるテーマパーク8020. https://www.jda.or.jp/park/relation/sport_06.html(参照2017-08-09)

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