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スソワキガの臭いをデオドラントや石鹸で解消する対策方法

更新日:2017.12.20
公開日:2015.03.31
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この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

独特なニオイで悩む方も多い「すそわきが」。専門のクリニックなどで治療を受けることもできますが、その前に何か自分でできることはないでしょうか?ドクター監修のもと、自分でできるすそわきが対策をご紹介します。

欧米では、わきが体質の人は全体の約7割と比較的多く、一般的な認知度も高いです。一方、日本でのわきが体質人口は約1割と、ごく少数で、マイノリティゆえに認知度も低く、わきが臭は悪く捉えられがちです。わきがは専門のクリニックで治療を受けられますが、陰部のすそわきがとなると、その部位から躊躇してしまう方も多いでしょう。まずは、普段の生活の中でできる対策で、ニオイの軽減を目指しましょう。

スソワキガのにおいの原因

すそわきがのニオイのもとは、汗です。『アポクリン汗腺』から出る汗が皮脂腺から分泌される脂肪酸と混じり、それを皮膚常在菌が分解することでニオイが発生します。

スソワキガの汗・汚れを解消する対策

汗をこまめに拭きとる

ニオイを軽減させるには、汗をこまめに拭いてあげることが大切です。特に、温かい季節やスポーツをした後など、汗の出やすい時は、タオルやウェットティッシュなどを常備して、少しでも多くニオイのもとを取り除いてあげましょう。

ワキガデオドラント製品を使う

それでもニオイが気になる場合は、デオドラント製品を併用するとよいでしょう。デオドラント製品は、衣服や下着の上から使えるパウダースプレーや全身に使えるローションなど、さまざまなタイプのものが販売されています。どのタイプにしろ、汗を抑えて気になるニオイを軽減するのに役立ちます。陰部は敏感な部位なので、デリケートゾーン用など、肌にやさしいものを選ぶようにしましょう。なお、顔と同様、陰部も人によって肌質が異なるので、敏感肌・乾燥肌の方は事前にパッチテストをして、自分の肌に合った製品かどうか確認してください。

生理やおりものはビデできれいに

尿や生理の経血、おりものは、すそわきがのニオイをさらに強くします。尿や経血などを栄養にして雑菌が繁殖し、より強いニオイを放つのです。トイレに行った際には、ビデできれいに洗い流し、ニオイのもとを取り除きましょう。外出の際など、ビデの使えないところでは、デリケートゾーン用のウェットティッシュで拭いてあげるとよいでしょう。

下着や服装にも工夫を

雑菌は湿気が多く温度が高いところで繁殖しやすいため、そういった環境ではニオイも強くなります。できるだけ通気性のよい下着をつけ、ぴったりしたジーンズなど、体を締め付けるような服装も極力避けるようにしましょう。

ナプキンやおりものシートはこまめに交換を

生理用ナプキンやおりものシートも、長時間放っておくと蒸れてニオイがこもりやすくなります。マメに交換するようにしましょう。汗をかいた下着も、同様です。

デリケートゾーン専用石鹸で正しく洗う方法

一日の汚れをそのままにして寝てしまうのも、ニオイを悪化させる原因となります。抗菌・殺菌作用のあるデリケートゾーン用石けんで、陰部を毎日清潔に洗いましょう。洗う際は、石けんをたっぷり泡立て、指の腹でやさしく丁寧に洗います。ナイロンタオルなどでゴシゴシこすってはいけません。炎症を起こして肌を守る常在菌が少なくなると、ニオイの原因である雑菌が繁殖しやすくなります。かえってニオイが悪化する場合もあるので、注意しましょう。

食事を改善する方法

食事内容もニオイに影響します。動物性タンパク質を多く摂取すると、体臭が強くなる傾向があります。欧米人にわきが体質の人が多いのは、このような食生活が影響しているともいわれています。食生活の欧米化により、日本人にもわきが体質の人が増えてきたようです。わきが体質の人で、肉類や卵、乳製品といった動物性タンパク質をよく摂る人は要注意です。できるだけ、魚や野菜を中心とした食事を心がけましょう。

ニンニクや唐辛子などの香辛料やアルコールなども、発汗を促すことでニオイの原因になります。動物性タンパク質と同様、摂取を控えることでニオイの軽減につながるので、ぜひ意識してください。

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