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ニキビとは違う!しこりになった粉瘤(アテローム)の臭いの原因とは

更新日:2017/07/19 公開日:2015/04/14

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皮膚科

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粉瘤(アテローム)は、皮膚の下にできた袋の中に老廃物がたまりしこりとなった良性腫瘍のこと。この粉瘤から嫌な臭いが漂ってくることがあります。その臭いの原因と対処法について、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

粉瘤(アテローム)は「クサい」と言われることがありますが、それはなぜなのでしょうか。臭いの原因と対処法について探ってみましょう。

粉瘤(アテローム)が臭うのはなぜ?

粉瘤は、なんらかの原因によって皮膚の下に袋状の構造物(嚢腫)ができ、その中に皮脂や角質が溜まることでしこりのような状態になる良性腫瘍の一種です。発生する原因は、はっきりとは解明されていません。この粉瘤は、しばしばクサい臭いを伴います。どのようなメカニズムでこの臭いは発生するのでしょうか。

臭いの原因は内部の細菌

粉瘤の中心には、ヘソと呼ばれる黒い点の開口部があることが多く、そこから細菌が侵入すると炎症を起こします。

炎症を起こした粉瘤の袋の中では、嫌気性菌(酸素を嫌う菌)のプロプリオバクテリウムが増殖。嫌気性菌は、代謝の過程で悪臭を放つ物質を生産します。これが、粉瘤の臭いの原因です。

ヘソが閉塞している場合、臭いは気になりませんが、ヘソから化膿した内容物が出てくることがあり、こうなると腐敗臭のような嫌な臭いが発生しやすくなります。

粉瘤(アテローム)の臭いは手術で治る

粉瘤のヘソからドロドロとした内容物が出てくると、気になってニキビのように押し出そうとする人もいますが、細菌の感染を助長して炎症をひどくするだけなのでやめましょう。

万が一、炎症が自然に治まったとしても、粉瘤の袋が内部に残っている限り、何度でも再発する可能性があります。粉瘤は自力で治すことは困難なため、できるだけひどくなる前に、医療機関にて手術による根治療法を受けるのがおすすめです。

炎症を起こしている粉瘤の場合、通常はすぐに手術を行うことができません。軽い炎症であれば抗生物質を服用、化膿がひどい時は、小さく切開して膿を出すなどして炎症を抑える必要があります。数か月して落ち着いてきたらあらためて根治のための手術を行います。

手術は外来で行うことができ、所要時間は15~30分ほど。皮膚を小さく切開して粉瘤を袋ごと取り除いた後、縫合します。

しかし、医療機関やドクターによっては炎症している状態でも手術を提唱しています。手術法は「ヘソ抜き法」と呼ばれるもので、直径4mmほどの特殊なパンチで粉瘤に穴を開け、たまった老廃物を押し出し、最後に袋をキレイに取り除きます。

この方法なら、炎症を抑えるための期間を省くことができ、一度の手術ですっきりと処置してもらえます。ただし、経験豊富なドクターによる高度な技術が必要になり、また、始まったばかりの治療法のため実施している医療機関が少ないなどの難点もあります。

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