夏バテ

夏バテの原因と主な症状・疾患

更新日:2017/05/16 公開日:2015/07/30

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夏になり、気温が上がって湿度が高い日々が続くと、体がだるくなったり、食欲がなくなることがありませんか?これらの症状は夏バテかもしれません。ドクター監修の元、夏バテの主な症状・疾患や原因について解説します。

暑い日が続くと、食欲がなくなったり、体がだるくなったり、なかなか疲れがとれないなど、体調を崩しやすくなります。夏バテには明確な定義はなく、夏に見られる体や精神面の不調をまとめて「夏バテ」と呼んでいます。「夏負け」「暑気あたり」と呼ばれることもあります。ここでは、夏バテの主な症状・疾患と、夏バテの原因について解説します。

夏バテの主な症状と疾患

夏バテにはさまざまな症状があり、夏バテが引き金になって、さまざまな疾患を引き起こすこともあります。

夏バテの症状とは

夏バテには、身体的なものだけではなく、精神的な症状が現れる場合もあります。

・全身の倦怠感、食欲不振、下痢や便秘などの消化器官の不調

夏バテの代表的な症状は、疲れが残っていたり、体がだるいといった全身の倦怠感と、暑くて食欲がなくなることです。また、暑いからといって冷たいものをとりすぎると、胃腸の働きが悪くなって下痢や便秘になりやすいとされています。

・立ちくらみ、めまい、むくみ、微熱、吐き気、イライラ、無気力、など

夏の暑さによって全身がだるかったり、食欲がなくなると、自律神経が乱れてしまいます。立ちくらみやめまい、むくみ、微熱、吐き気といった症状のほか、イライラしたり、無気力になるなど、精神的な症状が見られます。

夏バテが原因で起こる疾患

夏バテを軽く見て、何も対処しないと、さまざまな疾患につながるケースがあります。

・夏かぜなどの身体的疾患

夏バテになると免疫力は下がっていくため、夏かぜにかかりやすくなります。夏かぜには、微熱が続いて倦怠感があるほか、のどの痛みが強い、下痢をしやすいなどの特徴があります。また、汗がたくさん出るため、脱水症状になる危険性もあります。

・うつ病などの精神的疾患

精神的な疲労がたまっていくと、夏バテからうつ病などの精神的な疾患を発症することもあります。夏バテの症状の中にはうつ病の初期症状と重なるものもあるため、夏バテだと思い込み、うつ病を見逃してしまうケースも。

夏バテの原因

高温多湿の日が続くと、なぜ体調不良を起こしやすくなるのでしょうか。夏バテの原因を見ていきましょう。夏バテの主な原因には、次の3つが挙げられます。

(1)体内の水分とミネラルが不足する

強い日差しを浴びる時間が長いと、汗がたくさん出て身体の水分とミネラル分を排出するため、身体に必要なミネラルが不足してしまい、脱水症状を起こしやすくなります。

(2)食欲がなくなって栄養不足になる

暑さのせいで胃の消化機能が低下すると、食欲がなくなります。さらに、栄養の吸収が悪くなるため、身体に必要な栄養素が不足して体調不良を引き起こします。また、暑いからといって冷たい飲料を飲みすぎたり、冷製の食べ物をとりすぎると、胃腸が冷えて胃の働きが低下します。

(3)屋外と室内の温度差によって自律神経が乱れる

暑い屋外と、エアコンが効いた室内の温度差が激しいと、体温を調節する自律神経が対応できずに乱れてしまい、さまざまな症状が現れます。屋内と屋外の温度差は、5℃以内が望ましいでしょう。

夏の暑さがきっかけとなって起こる夏バテ。夏バテの症状にはさまざまなものがあり、症状が現れる原因も人それぞれです。夏の生活習慣を振り返り、夏バテの原因に当てはまる項目がないかチェックしてみましょう。

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