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毛孔性苔癬(毛孔性角化症)の治療「ダーマローラー」とは

更新日:2016.12.09
公開日:2015.09.28
ドクター画像
この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)の治療法のひとつとして注目されているのが、美容外科などで行われているダーマローラーです。どのような治療法で、毛孔性苔癬(毛孔性角化症)の改善効果はどれぐらい見込めるのでしょうか。ドクター監修のもと、詳しく解説します。

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)の治療法の一つに、ダーマローラーがあります。どのような治療法なのか、毛孔性苔癬の治療効果はどれほど見込めるのか、見ていきましょう。

ダーマローラーとは

髪の毛よりも細い針が無数についたローラーを肌の上で転がすことで、皮膚に目には見えない極小の穴をあけ、肌を刺激してわざと炎症を起こさせる治療法です。すると、傷を治すために体内からさまざまな化学物質が分泌されるのですが、これによりコラーゲンの生成も劇的に増えます。このコラーゲンのおかげで、肌がみずみずしく再生するというメカニズムです。つまり、皮膚を自分の力で再生させ、肌の調子を整える治療法なのです。

毛孔性苔癬、シミ、シワ、毛穴、たるみなどのアンチエイジングに効果があるのに加え、ニキビ跡の凸凹などの肌トラブルにも有効とされています。

ダーマローラーの特徴

ダーマローラーは、外部からコラーゲンやヒアルロン酸を注入するのではなく、自分自身が持っている自然治癒力を使って肌を再生させるため、より自然な効果が期待できます。コラーゲンの増殖はダーマローラーを使った直後から始まり、約2か月間、増え続けるといわれています。毛孔性苔癬は、クリニックにもよりますが、1か月以上間隔をあけて3~5回治療をくり返すことで、改善が期待できるとされます。

ダーマローラーの治療にかかる時間は、二の腕や背中の場合で20分ほどです。他に、麻酔の時間が30分必要です。施術後は腫れや一時的な赤みが出ますが、すぐに普段どおりの生活に戻れるため、体の負担が少なくてすむのも特徴です。

ダーマローラー治療を受ける際の注意点

ダーマローラーによる痛みや肌へのダメージは少ないですが、赤みや腫れ、一時的な色素沈着、化粧が乗らないなどの副作用が見られることがあります。毛孔性苔癬の治療には、長い針がついたローラーを使って強いダーマローラーを行うため、副作用のリスクが高まり、かゆみや蕁麻疹が起こることもあります。かゆみが強い場合には、医薬品を使って抑えます。

逆に、弱いダーマローラーでは副作用の心配は少ないですが、肌質の改善効果はあまり見込めません。どのようなダーマローラーを使用しているかはクリニックによって異なるので、事前に確認し、副作用についても納得したうえで施術を受けましょう。また、保険外診療となるため、健康保険は使えないことも覚えておきましょう。料金についてもしっかり確認することが大切です。

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