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肩こり

何をしても治らない!ひどい肩こりの症状と原因

更新日:2018/02/07 公開日:2015/12/08

この病気・症状の初診に向いている科
整形外科

重度の肩こりは、通常の肩こりに比べると、よりさまざまな症状が見られます。さらに、なかなか治りにくいため、長期間悩まされる人が多いといわれています。今回は、そんなひどい肩こりの症状とメカニズムをドクター監修のもと解説していきます。

「ただの肩こり」といってあなどっていると、日常生活に支障をきたすレベルのひどい肩こりになるおそれがあるため注意が必要です。そうならないためにも、重度の肩こりはどのようにして起こるのかを知っておきましょう。

肩こりの中には病気が原因のものもある

加齢とともに肩が凝ると感じる方は多いのではないでしょうか。肩こりは3種類あり、本態性、症候性、心因性に分けられます。

本態性
体に悪い部分がないにも関わらず起きる肩こり
姿勢が悪い、冷え、加齢などによって引き起こされる
症候性
身体に疾患があることによって起きる肩こり
頚椎の疾患や肩関節の機能障害が原因となることが多い

そのほか、頭痛、高血圧、狭心症、胆石症などでも起こる
心因性
精神的な不安や緊張からくる肩こり

この記事では病気が原因となる症候性の肩こりについて解説します[1]。

病院に行くべき危険な肩こり

基本的には肩こりの治療は整形外科での診療になります。が、思いもよらない症状からくる肩こりの可能性もあります。下記のような症状が思い当たる場合に受診すべき科目を説明します。

運動したときに息切れを伴い痛む
心臓に何らかの異常があるおそれがあります。
受診科目:循環器内科
手のしびれや麻痺を伴う
神経や血管が圧迫されている可能性があります。
受診科目:脳神経外科または神経内科
首や肩を動かしていないのに痛む
骨や内臓からくる肩こりかもしれません。
受診科目:内科
徐々に痛みがひどくなる
進行性の病気による肩こりかもしれません。
受診科目:内科

ひどい肩こりの原因と治療法

マッサージをしても治らない肩こりは、肩以外が原因となっている可能性があります。下記に記載している不調からくる肩こりの可能性があるので、確認してみましょう。

肩以外の理由で起きる肩こりの原因

骨や筋肉の不調
椎間板ヘルニアや肩関節周囲炎(四十肩や五十肩)などが疑われ、手足のしびれも現れてきます。
内蔵の不調
心臓や肺の疾患、また血圧が高いことが疑われます。
近視や遠視、乱視、老眼、白内障などでものが見えづらくなっている
姿勢が悪くなって肩が凝っていることが考えられます。

他にも耳や鼻の不調、顎関節症、精神的な不調が原因となって起こる肩こりもあります。

ひどい肩こりの治療法

まずは、肩こりの原因となっている疾患の治療が大切です。しかし、肩こりで血流が悪くなっていると痛みを引き起こす疲労物質が溜まります。それがさらに痛みやこりを悪化させるという悪循環を生み、何をしても治らない頑固な肩こりとなってしまいます。病院で痛み止めの薬や注射、筋肉の緊張を和らげる薬などを処方してもらうことで、この悪循環を断ち、新たなコリの発生を抑えることができます。

また、薬だけに頼らず、普段の生活習慣の改善で肩こりが治ることも多いので、姿勢を気にすることや、定期的にストレッチをする、患部を温めるなどの対策も効果的です。日頃からマッサージを続けていても治らない場合は一旦整形外科で診てもらうようにしましょう[2]。

重病である内臓疾患が原因による肩こりについては、『病気のサイン?肩こりをともなう内臓疾患の種類と症状の現れ方』で詳しく解説しています。

肩こりの要因について詳しくは、『肩こりの主な症状と原因・要因』で解説していますのでご覧ください。

参考文献

  1. [1]森本昌宏. 肩こりの臨床:適切な診断と治療のために, 近畿大医誌 2010; 35(3,4): 151-156
  2. [2]日本臨床内科医会編. わかりやすい病気のはなし シリーズ47. 第2版. 日本臨床内科医会 2015; 7-12

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