肩こり

何をしても治らない!ひどい肩こりの症状と原因

更新日:2017/09/14 公開日:2015/12/08

この病気・症状の初診に向いている科
整形外科

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重度の肩こりは、通常の肩こりに比べると、よりさまざまな症状が見られます。さらに、なかなか治りにくいため、長期間悩まされる人が多いといわれています。今回は、そんなひどい肩こりの症状とメカニズムをドクター監修のもと解説していきます。

「ただの肩こり」といってあなどっていると、日常生活に支障をきたすレベルのひどい肩こりになる恐れがあるため注意が必要です。そうならないためにも、重度の肩こりはどのようにして起こるのかを知っておきましょう。

重度の肩こりの症状・特徴

重い肩こりには3つの特徴があります。症状が長期間にわたることと、肩のこりに痛みがともなうこと、そして肩こり以外の症状が現れることです。

症状が長期間続く

肩こりが長く続いている場合は、重度の肩こりと言えます。小学生の頃から肩こりであるなど、何年も続く肩こりには、他の原因が関係している可能性もあります。

鋭い痛みがある

通常の肩こりは小さな痛みが続く鈍痛タイプなのですが、重度の肩こりでは、しびれるように鋭く痛むといわれています。こういった痛みをともなう場合、筋肉疲労の肩こりではなく、関節の炎症である四十肩や五十肩の可能性や首(頚椎)の神経痛の可能性もあります。

肩こり以外の症状をともなう

重度の肩こりは、通常の肩こりの症状にプラスして、頭痛やめまい、耳鳴り、便秘、下痢、微熱、不眠などの症状が起こることもあります。そのほか、体のだるさや手足のしびれ、疲れがとれにくい、寝つきが悪いといったことも。このように、重い肩こりは体の他の部分にも不調を引き起こすのです。

ひどい肩こりはどうして起こる?原因別3つのタイプ

重度の肩こりを原因別に分けると、「筋肉と骨格によるタイプ」、「神経性タイプ」、「心因性タイプ」の3つに分けられます。

筋肉と骨格によるタイプ

長い年月をかけて筋肉や骨が衰えていき、骨格が変化することが原因で肩こりが起こるタイプです。このタイプでは、脳の神経も肩こりを記憶しています。そのため、些細な姿勢の悪さや天気によって、肩周辺にある神経が敏感に重い肩こりを感知します。

慢性化してくると脳に 痛い記憶が形成され、些細なことでスイッチがオンになることにより、脳から痛いですという信号が出されるため、局所の治療をしても良くならないこともあります。

神経性タイプ

神経性タイプの肩こりは、首(頚椎)から出る神経、が加齢変化等により圧迫されることにより起こることがあります。また脳の神経(三叉神経)は首の神経の一部と同じ通り道を通ることにより、その部位に炎症がおこることが原因の片頭痛をともなうケースが見られます(編頭痛の予兆となることあり)。さらに首(頚椎)の関節が痛んでくることによってもおこります。

心因性タイプ

心因性タイプは、ストレス性肩こりとも呼ばれています。私たちの体は、日中の活動を管理する「交感神経」と、睡眠時に体力の回復を図る「副交感神経」がバランスよく働いて健康を保っています。ところが、何かしらの原因でストレスが続くと、自律神経が乱れてしまうことがあります。このとき、交感神経が副交感神経よりも優位になると、全身の筋肉が緊張して硬くなりやすく、血管が縮んで血流が悪くなる原因となります。血流が悪くなると、さらに筋肉がこわばるといった悪循環から、重い肩こりになりやすいのです。

また、肩こりを感じる疾患もあるので要注意です。同じ場所がずっと痛んだり、痛みやしびれが指にまで及んでいたり、対処しても治らず軽減もしない場合は早急に専門医に診てもらう必要があります。

※重病である内臓疾患が原因による肩こりについては、『病気のサイン?肩こりをともなう内臓疾患の種類と症状の現れ方』で詳しく解説しています。

そのほか、重度の肩こりになる前から、そもそもの肩こりの要因である眼精疲労や、運動不足、ストレス、ずっと同じ姿勢でいることを回避しなければなりません。

肩こりの要因について詳しくは、『肩こりの主な症状と原因・要因』で解説していますのでご覧ください。

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