肩こり

湿布は本当に効果ある?肩こりへの湿布の作用

更新日:2016/12/09 公開日:2015/12/23

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肩や腰の調子が悪いときなどに、とりあえず湿布を貼っておく、という人は多いようです。では、肩こりに湿布は効果があるのでしょうか。ドクター監修のもと、湿布の種類とそれぞれの効能、成分の違いを解説します。

肩や腰の調子が悪いとき、手軽に使える湿布。常備している家庭も多いと思いますが、肩こりの場合は湿布で改善することができるのでしょうか。今回は湿布の種類とそれぞれの効能、肩こりに対する作用などについて解説していきます。

湿布の効果

湿布には、ひんやりした感覚が得られる冷感湿布と、ポカポカと温かみを感じる温感湿布があります。では、どう使い分けるべきか、という疑問がわきますが、自分が貼って気持ちよいと思う方で構いません。

湿布は、基本的には「貼ったときの心地よさ」で感覚的に痛みを和らげるものです。人間は、痛みを感じると神経線維によって脳へ痛みが伝えられますが、その痛みを伝える神経線維よりも、湿布を貼ったときの「冷えて気持ちいい」「温かくて気持ちいい」という感覚を伝える神経線維の方が太く、脳に速くその感覚が伝わります。そのため、湿布を貼ることで痛みが緩和されたように感じるのです。

温感湿布と冷感湿布の使い分け

では、温感湿布と冷感湿布は具体的になにが違うのでしょう。なんとなく「温感」といえば患部を温める作用、「冷感」は患部を冷やしてくれる作用がありそうですが、それぞれの違いは、皮膚の「感覚」だけであり、実際に患部の温度を上げたり、下げたりするものではありません。

温感湿布には唐辛子成分のカプサイシンが、冷感湿布にはメントールが配合されています。温感湿布に配合されているカプサイシンは、貼った部分の毛細血管を拡張させて血行を促すとされていますが、十分な効果を期待するほどではありません。メントールは、あくまで冷たさを感じるだけであり、患部を冷やすことはありません。

肩こりには温・冷どちらの湿布がよいのか

冷感湿布と温感湿布の使い分けに関して、自分が貼って気持ちよい方でよい、と解説しましたが、慢性的な血行不良によって肩こりが起きている場合は、血行を促す必要もあり、気持ちの面でも温かいと感じる温感湿布を選んでもよいかもしれません。ただ、冷感湿布が不適切というわけではないので、間違えないようにしましょう。

また、湿布の中には、痛みのもととなる物質がつくられるのを抑えるインドメタシン・ケトプロフェンなどの薬剤が含まれているものもあります。このような、消炎、鎮痛剤が含まれた湿布を使用することで、痛みが抑えられることもあります。

肩こりの原因や状態によっても、湿布の選び方は変わってきますので、購入する際は薬剤師の方に相談してから買うようにするとよいでしょう。

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