美容・健康の悩みを少しでも解消し、前向きな毎日を提供する

更新日以降、情報の更新が停止しております。
内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。

コラーゲンとエラスチンの関係って?

更新日:2016.12.09
公開日:2015.12.16
ドクター画像
この記事の監修者
新宿クレアクリニック 渋谷院 院長 上浦典子

エラスチンとコラーゲンは、皮膚の内側にある真皮という層に結び合って存在します。サプリメントなどで補給する際にも、一緒に摂るのがよいとされていますが、それはどういう理由からなのか、専門家の監修のもとに解説します。

皮膚の構造、その中にあるエラスチンとコラーゲンの関係、また、それらが減少してしまう原因やサプリメントの摂り方を知ることは、美しい肌づくりに欠かせません。

エラスチンとコラーゲンの関係

皮膚は、外側から順に表皮、真皮、皮下組織という層になっています。表皮は0.2mm程度のごく薄い膜で、主にバリア機能を果たしています。その下の真皮は平均すると2mmほどの厚さがあり、いわばクッションのような存在。真皮を構成する成分の大部分はコラーゲンです。コラーゲンは線維状のタンパク質で、ネットのように縦横に編まれています。そのジョイント部分に絡みつくようにあるのが、伸縮性と弾性に富んだエラスチンです。

このようにエラスチンとコラーゲンの組み合わせによって、肌の柔軟性と弾力性が保たれており、これらが減少してしまうと、真皮がゆるみ、肌表面にシワやたるみとなって現れます。そのため、サプリメントでも、エラスチンとコラーゲンが一緒に配合されている商品が目立ちます。

エラスチンやコラーゲンが減少する原因

真皮にはエラスチンやコラーゲンのほかに、それらのすき間を埋めるようにゼリー状のヒアルロン酸が存在し、水分を抱えこんで肌のうるおいを保っています。これら3つの物質を生成する線維芽細胞も真皮にあります。

エラスチンやコラーゲン、ヒアルロン酸は、20代半ば以降は減少してしまうのですが、原因は線維芽細胞の生成機能の衰えです。加齢や紫外線、ストレスなどによって量が増え、肌に蓄積された活性酸素が線維芽細胞を弱らせ、エラスチンなどを生成する機能を低下させるのです。対策としては、線維芽細胞の活性化があります。それには、悪影響を与える活性酸素を叩くのが一番。抗酸化作用のある物質を積極的に摂ることが効果的です。

抗酸化物質には、ビタミンA、C、Eや、アミノ酸化合物のペプチド、カロテノイドやポリフェノール、コエンザイムQ10などさまざまあります。バランスのよい食生活を送っていれば、ある程度の量を摂取できるはずですが、サプリメントを利用すれば手軽に摂取できるでしょう。特に、ビタミンCのような水溶性抗酸化物質は体内に蓄積できないので、定期的に、また、継続的に摂取するにはサプリメントが有効です。

オススメ記事

  • 関連するオススメ記事がありません。

スキンケア基礎講座