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自毛植毛って?メリットとデメリットとは

更新日:2018.01.18
公開日:2016.03.24
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この記事の監修者
かくた皮膚科クリニック 院長 角田美英

薄毛の対策方法の1つである「植毛」は、大きく分けると「自毛植毛」と「人工植毛」があります。今回は、このうちの自毛植毛の特徴や、メリットとデメリットをお話していきます。

自毛植毛の特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。

自毛植毛は自分の髪の毛を移植する方法

「自毛植毛」とは、本人の後頭部などから毛髪(毛包を含む)を採取し、薄毛が気になる部分に移植する植毛方法です。後頭部の頭皮を帯状に採取し、それを毛包単位に株分けした上で、移植したい場所に植え込んでいく方法と、後頭部の頭皮を吸引パンチで毛包ごと採取し、株分けせずに、そのままダイレクトに植え込んで行く方法があります。いずれにしても、外科手術になるので、専用のクリニックで行われる医療行為にあたります。

日本皮膚科学会の『男性型脱毛症の診療ガイドライン』で、自毛植毛はBランク評価(行うよう勧められる)がつけられています。

自毛植毛のメリットとデメリット

自毛植毛には、次のようなメリット・デメリットがあります。

メリット

(1) 確実に髪を増やせる

移植した髪が生着することができれば、ヘアサイクルとともに抜け落ちても、また生えてきます。ちなみに自毛植毛の生着率は、82.5%以上とかなり高確率です。

(2) メンテナンスの必要がない

植毛した髪が生着すれば、施術後に特別なメンテナンスの必要がありません。

(3) 自分の髪を増やせる

自分の髪を使うので、周りの髪と色や髪質が同じで、自然な仕上がりになります。

デメリット

(1) 植毛できる髪の数に限りがある

本人の髪をドナーとして使うので、採取できる髪の本数に限りがあります。

(2) 複数回に分けて施術することも

一度に高密度で自毛植毛をすると、生着率が悪くなってしまう可能性があります。このため高密度に植毛したい場合は、複数回に分けて植毛する必要があります。

(3) 生えそろうのに時間がかかる

自毛植毛した髪の毛は、一旦抜け落ち、術後3か月くらいすると産毛として生えてきます。このため、完全に生えそろうまでには、さらに時間がかかります。

(4) 頭皮に傷跡が残る

移植元の頭皮に多少の傷跡が残ります。ただし、髪の毛で隠れるので、傷跡が目立つことはありません。

(5) 副作用が起こることも

術後に「ショックロス」と呼ばれる一時的な脱毛や、頭皮の痺れ、まぶたの腫れなどが起こることがあります。ただしすべて一時的なものなので、あまり心配する必要はありません。

(6) 費用が高価

保険がきかない自費診療の外科手術になるので、費用は安くありません。

(7) 再度植毛が必要になるケースも

自毛植毛は、基本的にメンテナンスの必要がありません。しかし植毛後に、周りの髪の毛の薄毛が進むと、植毛した部分との差が出てしまうため、そういった場合は、周りにも、植毛が必要になることがあります。

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