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生理痛がひどいときに救急車を呼ぶのはアリ?

更新日:2018.01.11
公開日:2016.03.28
ドクター画像
この記事の監修者
藤東クリニック 院長 藤東淳也

生理痛ががまんできないほどつらく、病院に行きたくても動けないような場合に、緊急の処置として救急車を呼んでよいものなのでしょうか?ここでは、生理痛がひどいときの対処法について、ドクター監修のもと解説します。

生理痛がひどいときに、救急車を呼ぶべきかどうか迷ったときの対処法を見てみましょう。

生理痛で救急車を呼ぶべき場面とは

生理痛は、ほとんどの女性が経験していることだと思われますが、激しい痛みが出る月経困難症の場合は、動くことができなかったり、あまりの痛みに立ちくらみを起こしたりするケースもあるようです。救急車を呼ぶべき場面とは、自力で病院に行けず、緊急を要するときです。救急車を呼んでよいのか迷った場合は、「救急相談センター」に電話をかけましょう。

救急相談センターとは、急な病気やケガが起きたときに、救急車を呼ぶべきかどうか、病院受診の必要性、受診可能な病院の案内など、判断やアドバイスをしてくれる相談窓口です。地域により電話番号は異なり、東京や大阪、愛知、奈良、北海道などでは、「#7119」でつながります。いざというときに慌てないように、自分が住んでいる地域の救急相談センターの番号を調べておくとよいでしょう。

ひどい症状が起こる前に病院を受診

生理痛であっても、症状が強く緊急を要するような場合は、救急車を呼んでも構いません。しかし、症状がひどくなる前に、きちんと婦人科を受診しておきたいものです。生理痛で婦人科を受診するタイミングの目安は、次のような症状がある場合です。

  • 毎回、鎮痛剤が必要なほど生理痛がひどい
  • 生理痛で寝込んでしまうことがある
  • 生理痛で鎮痛剤を飲んでも痛みが治まらない
  • 生理痛以外にも、頭痛や出血過多など、不安に感じる症状がある
  • 生理痛の痛みが年々増してきている

激痛の裏には病気が潜んでいる可能性も

生理痛の背景には、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症など、子宮の病気がひそんでいることもあります。また、生理でないときに出血する「不正出血」と下腹部痛をともなう病気には、子宮頸管炎、子宮頸管ポリープ、子宮頚部びらん、子宮外妊娠、子宮頸がん、子宮体がんなどがあります。特に、子宮外妊娠(子宮以外の場所で妊娠する妊娠異常)の場合は、卵管破裂が起こると死に至ることもあるため大変危険です。気になる症状があったら、すぐに婦人科を受診しましょう。

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