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20代から始まっている?肌老化とは

更新日:2016.12.12
公開日:2016.04.20
ドクター画像
この記事の監修者
さやか美容クリニック・町田 院長 皆木靖紀

肌の老化は20代から始まるといわれ、年齢的なもの以外にもさまざまな原因があります。ここではドクター監修のもと、肌の構造から、肌老化ではどんなことが起こるか、肌老化の5大原因など、肌老化について詳しく説明します。

20代から始まるといわれる肌老化について詳しく解説します。

肌の構造とはたらきについて

肌老化について知るには、まず肌の構造とはたらきについて確認しましょう。

肌の構造は、大きくわけて表皮と真皮の2層からなり、以下のような構造になっています。

表皮の構造とはたらき

表皮は肌表面の薄い膜(0.2mm)で、水分保持とバリア機能、皮膚の生まれ変わり(ターンオーバー)を担います。一番内側から「基底層(きていそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」「角質層(かくしつそう)」と呼ばれる層で構成されています。

「基底層」で生まれた細胞は順に形を変えながら表面に押し上げられ、最後はアカとなって自然にはがれ落ちます。これをターンオーバーといい、個人差がありますがその周期は約28日~56日です。表皮はターンオーバーのはたらきにより、傷がついてもはがれ落ち、きれいな肌に生まれ変わることができます。

また、角層の厚さは平均で約0.02ミリしかありません。食品用ラップ程度の非常に薄い膜ですが、バリア機能と保湿機能という大切な役目を果たしています。

真皮の構造とはたらき

真皮は約2mm程度の厚さで、皮膚の弾力を保つはたらきがあります。

真皮は、線維状のタンパク質である「コラーゲン」が大部分を占めます。そして、そのコラーゲンの線維をつなぎとめる「エラスチン」という線維があります。これらが皮膚の弾力を保つためのクッションの役割をしています。

そして、このコラーゲンとエラスチンの隙間には、「ヒアルロン酸」などのゼリー状基質が水分を抱え満たしています。

これらの線維や基質を生成する細胞が線維芽細胞(せんいがさいぼう)です。このほか、真皮には血管やリンパ管、汗腺などが存在しています。

肌老化とは肌の機能が低下すること

肌の老化は、年齢による加齢老化だけで起こるわけではありません。ターンオーバーの力が低下したり、水分を保持することができず乾燥したり、弾力や細胞数が低下するなど、さまざまな要因によって肌の機能が低下することによって、肌の老化が引き起こされると考えられています。

肌老化の5大原因

肌老化には5つの原因があげられます。

  1. 紫外線による光老化
  2. 皮膚の乾燥
  3. 皮膚の菲薄化(ひはくか)
  4. 活性酸素による細胞の酸化
  5. 糖化

肌老化を防止するためには、老化の原因となることから身を守ることが大切です。これらの原因は、毎日のスキンケアだけではなく、ストレスや環境、食事も大きくかかわっていますので気をつけましょう。

 

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