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皮膚科・形成外科どちらに行くべき?顔の傷跡を目立たなくしたいとき

更新日:2018.01.30
公開日:2016.04.16
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この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

傷跡の治療は皮膚科や形成外科、美容皮膚科などでは治療方法に違いがみられます。ここではその治療方法の違いや傷跡を目立たなくさせたいときに、どこにいくべきかを医師監修のもと解説します。

傷跡の治療では皮膚科と形成外科のどちらに行くべきか解説していきます。

皮膚科と形成外科、美容皮膚科の違いとは

皮膚科は、基本的に皮膚の病気の症状を完治させるまでの治療を行っています。美容皮膚科では、皮膚の状態をきれいにすることを治療の目的とし、傷をきれいに治し、傷跡の治療も行っています。ただし、自由診療が中心なので、皮膚科よりも治療費は少々高額となります。それでも、治療方法の選択の幅が広くなることはメリットと言えるでしょう。

一方、形成外科では、体の浅い傷などのケガや体の表面の先天性の異常の治療を行います。傷をきれいに治す、ケロイドなどの傷跡を消すのも形成外科の分野です。

傷跡の治療は皮膚科と形成外科どちらに行くべき?

一般的な皮膚科は、皮膚にある病気を治すことを目的とした診療科ですので、手術やレーザー治療に対応していない医療機関もあります。形成外科では、傷跡を目立たなくするための治療として手術を行うこともあり、幅広く対応しています。皮膚科と形成外科で受けられる治療内容の違いを把握したうえで、選択することが大切です。

美容皮膚科や美容外科では、自由診療で傷跡の治療を行っていることがほとんどですので、施術前に費用を確認しましょう。

それぞれの診療科の傷跡の治療方法とは

皮膚科

皮膚科での傷跡の治療は、レーザーや手術を行っていない場合には、塗り薬の処方です。

形成外科

形成外科での手術による治療では、切開線の方向に考慮して、必要に応じて表面だけではなく皮膚の深い部分でも縫合する、真皮縫合を行うケースがあります。皮膚が不足している場合に行う皮膚の移植手術では、血流のある皮膚や皮下組織を移植する「皮弁」という手術方法も選択されます。手術のほかにも、ステロイド剤の注射やテープの貼付、レーザーなど、形成外科での傷跡の治療では、選択の幅が広いのが特徴です。

美容皮膚科や美容整形外科

美容皮膚科や美容整形外科では、傷跡の状態や要望、予算に応じて、フラクセルレーザーやシナジーといった最新のレーザー機器を使った治療を受けることが可能です。ケミカルピーリングを行ったりするなど、さらに治療方法の選択肢が広がります。

昨今では、皮膚科と形成外科を併設する医療機関もありますので、どちらを受診するべきか迷ったときは、相談してから受診するとよいでしょう。

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