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アロエ化粧水に期待される効果と手作りするときの作り方

更新日:2018.01.09
公開日:2016.09.23
ドクター画像
この記事の監修者
くみこアレルギークリニック 院長 向田公美子

アロエのエキスを配合したアロエ化粧水は、民間療法ではあるものの、さまざまな美容効果が期待できます。ここでは、アロエ化粧水の効果やアロエ化粧水を手作りする方法を、ドクター監修の記事でご紹介します。

ドラッグストアなどでアロエ化粧水を見かけることがありますが、どのような美容効果があるのでしょうか。今回は、その効果についてお話していきます。

アロエ化粧水に期待される効果・効能

アロエ化粧水は、アロエのエキスを配合した化粧水です。アロエは「医者いらず」と呼ばれるほどさまざまな効果があるとされ、古くから世界各国で民間薬として利用されてきました。あくまでも民間薬なので医学的な根拠があるわけではありませんが、化粧水として肌に塗ることで、次のような美容効果が期待できるといわれています。

コラーゲンの生成を助ける

肌のハリや弾力は、真皮という層に網目状に張り巡らされコラーゲンの線維によってもたらされますが、コラーゲンは年齢とともに徐々に少なくなっていきます。しかし、アロエエキスを肌に塗ることにより、コラーゲンの量が増えたという報告があるようです。

肌の新陳代謝を高める

アロエエキスには肌の新陳代謝を促す作用があるとされ、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)を理想的な28日周期に近づけるといわれています。

美白効果

アロエに含まれるアロエシンという成分は、メラニン色素を合成するチロシナーゼという酵素の働きを阻害し、シミの予防に役立つといわれています。

ニキビ予防

アロエに含まれるアロエチンという成分には殺菌作用があるとされ、ニキビの原因となるアクネ菌を殺菌し、ニキビ予防に役立つといわれています。また、アロエエキスには抗炎症作用もあるとされ、ニキビの炎症を鎮める効果も期待できるようです。

保湿効果

アロエに含まれるムコ多糖類という粘り気のある成分は、保湿効果にすぐれているといわれています。

アロエ化粧水は手作りすることもできる

アロエ化粧水は、アロエの生葉が手に入れば、自分で作ることも可能です。作り方には、いくつか方法がありますが、ここでは、比較的肌への刺激が少ないアロエ化粧水の作り方をご紹介します。

材料

  • アロエ(キダチアロエ、アロエベラ)の生葉
  • 精製水
  • グリセリン

作り方

  1. アロエの葉をきれいに水洗いしてトゲを取り除き、5〜6cm程度の大きさに切ってから、緑色の皮をうすく削ぎ落として、中のゼリー状の葉肉だけにします。
  2. (1)を5〜6個ほど用意し、荒く刻んでからガーゼでくるみ、ボールなどの容器に汁を絞り出します。
  3. 精製水とグリセリンを、精製水100mlに対してグリセリン小さじ1程度の割合で混ぜておきます。
  4. 化粧瓶にアロエの汁を移し、アロエの汁1に対して(3)を1〜2の割合で加えれば完成です。

手作りのアロエ化粧水の注意点

手作りのアロエ化粧水は、あまり日持ちしません。冷蔵庫で保存して、1週間程度で使い切るようにしましょう。

また、人によっては肌に合わないことがあるので、使用する前には必ずパッチテストを行いましょう。パッチテストは、二の腕の内側などの柔らかい部分に化粧水を塗り(10円玉くらいの大きさ)、そのまま触れずに24時間放置して様子を見ます。二の腕で問題がなければ、フェイスラインなどの顔の目立ちにくい部分で同じように確認します。途中で、かゆみ、赤みなどの異常が現れた場合は、すぐに洗い流してアロエ化粧水の使用を控えましょう。花粉症、フルーツアレルギーのある方は、交差反応が出ることがあるので注意が必要です。交差反応とは、アレルギー物質に似た特徴を持つものが体内に入ってきたときに、体が勘違いして、アレルギー反応を起こしてしまうことです。

また、妊娠中、授乳中、生理中は、肌が敏感な状態にあります。アロエ化粧水を使っていて肌に異常が現れた場合は、すぐに使用を中止し、皮膚科を受診しましょう。

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