美容・健康の悩みを少しでも解消し、前向きな毎日を提供する

更新日以降、情報の更新が停止しております。
内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。

顔のたるみの原因と解消・改善する方法

更新日:2017.12.14
公開日:2016.11.30
ドクター画像
この記事の監修者
札幌シーズクリニック 院長 大久保真

年齢を重ねるごとに気になってくる顔のたるみ。顔の部位ごとにたるみの解消法をまとめました。顔のたるみは日々の努力で解消することができる。普段からの積み重ねでハリのある肌を目指していきましょう。

顔のたるみは年齢とともに女性の悩みとなってきます。シミやシワなどに加えて気になる人が多いのではないでしょうか。今回は頬や口元のたるみ解消法を中心に、顔のたるみについてまとめていきます。

肌の老化が顔のたるみを生じやすい原因

顔のたるみの原因は、簡単に言えば重力です。驚いた人もいるかもしれませんが、思ったより単純なメカニズムで顔のたるみは起こるのです。肌年齢が若いうちは肌の弾力によって肌の脂肪の重さを受け止めてハリのある肌を保つことができるようになるのですが、肌の弾力が失われていくにしたがって肌の脂肪の重さを受け止めきれなくなりたるみとなって現れるのです。たるみが現れる原因は大きく分けると、今述べたものを含めて3つあります。

肌の弾力の低下

先ほど述べたように、肌の弾力が失われることは顔のたるみの原因となります。顔の真皮質といわれる肌の層には、コラーゲンやヒアルロン酸、またエラスチンと呼ばれる成分があります。これらの成分が十分に存在することで肌の構造が適切なものとなり、肌にハリが生まれます。

しかし、いくつかの要因でバランスが崩れ、肌の弾力が低下してしまうことがあります。

紫外線の影響

「紫外線」は肌の細胞の元である成分、コラーゲンやヒアルロン酸を作り出す「線維芽細胞」を攻撃しダメージを与えます。これによって必要不可欠な成分の分泌量が減ってしまいます。またこれらの成分を分解する酵素を過剰に分泌させる効果もあるので、なおさら肌のハリがなくなってしまいます。

生活習慣の乱れ

また、「生活習慣の乱れ」も肌の弾力を低下させる一因となります。タンパク質やビタミンCなどのコラーゲンやヒアルロン酸の材料となる栄養素が不足すると、新しい肌の組織を作ることができず結果的に肌の弾力を低下させてしまいます。

睡眠不足

「睡眠不足」によって肌がたるんでしまうこともあります。肌の組織が最もよく作られるのは夜です。睡眠をとることによって肌にコラーゲンやヒアルロン酸などの栄養を与えることが大事です。

乾燥

「乾燥」も肌の大敵です。肌の水分が失われると真皮質の水分も失われ、肌の組織が作られる負担になります。

加齢

様々な肌の弾力低下の原因がありましたがもっとも一般的な原因は「加齢」ではないでしょうか。加齢にしたがってそもそもの肌のヒアルロン酸の含有量が低下していきます。40代の真皮質のヒアルロン酸含有量は赤ちゃんの半分ぐらいといわれています。

全体的な顔の筋肉(表情筋など)の衰え

顔の筋肉は直接肌についている珍しい筋肉です。筋肉には表情筋と深層筋の2種類あって、それぞれが肌についている脂肪を支えたり血液を行き渡らせたりする働きをしています。肌の筋肉が衰えることによって、それらの機能が失われ、コラーゲンやヒアルロン酸などの栄養素がうまく行き渡らなくなり、肌のたるみの原因になります。

姿勢の悪さ

姿勢の悪さも顔のたるみの原因となります。猫背で顔を突き出すような姿勢は首の下の皮膚を伸ばしてしまい、それと連動するように頬の皮膚も伸ばしてしまいます。伸びた皮膚が余って、たるみの原因となってしまうのです。

顔のたるみ対策に効果的な解消方法

顔のたるみには様々な解消法があります。まず、一番わかりやすい解消法は先ほどあげたシワが起きてしまう原因を作らないように予防することです。生活習慣や姿勢に気をつけて紫外線から肌を守るように心がけましょう。それ以外にも部位ごとのたるみ解消法があるのでしっかり確認していきましょう。

頬のたるみは簡単なストレッチがおすすめ

頬のたるみは先ほども述べたとおり姿勢の悪さが一因となっています。姿勢の悪さを直すことによって頬のたるみが解消するという流れです。猫背は座りながらでも簡単なストレッチで解消することができます。肩甲骨を動かすことによって胸が自然に張るようになってきます。また就寝前にエビ反りのような体勢になってその状態をキープするのも効果があると言われています。

目元のたるみはレーザー治療で改善が期待できる

目元のたるみは老廃物がたまって起こることが多いです。老廃物を排出するためにリンパのマッサージをすることが効果的でしょう。また、セルフケアではありませんが、ヒアルロン酸を注射することも効果的であると言われています。最近ではレーザー機器による治療も行われているようです。レーザーによる刺激でたるみの進行を遅らせることができます。刺激によってコラーゲンの生産が促進され、肌の構造を一層強化することができます。

姿勢が悪い状態を改善

首のたるみも頬のたるみと同じように姿勢が問題であることが多くあります。姿勢が悪い状態で長い年月を過ごすことでそれが加齢の結果として生まれるのです。顎を突き出したような姿勢を改善して必要以上に首の皮膚を伸ばさないように気をつけましょう。

肌のたるみは年齢によるものばかりであると思われがちですが、姿勢の悪さや表情筋の衰えなど、若い世代にも深く影響するものです。実際の年齢を重ねても肌年齢だけは若くすることは可能ですので、普段から生活習慣や姿勢に気をつけてハリのある顔を目指していきましょう。

オススメ記事

  • 関連するオススメ記事がありません。

スキンケア基礎講座