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オールインワンのCCクリームで時短メイク

更新日:2017.09.18
公開日:2016.12.27
ドクター画像
この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

CCクリームはBBクリームに比べてより美容効果の高い化粧下地です。BBクリームとの効果と使用感の違いや、自分の肌状態や使用目的にあうCCクリームを選ぶコツを、ドクター監修の記事でお届けします。

子育てで忙しいママはお化粧をする時間を確保するのも大変です。普段は化粧をせずに過ごしていても、洗濯ものを取り組む時や急な来客、宅配便の受け取りの際に突然人に見られることもあるかと思います。メイクをする時間はないけど、すっぴんを見られるのは嫌というママにおすすめなのがCCクリームです。

CCクリームとBBクリームの違い

開発された理由

BBクリームのBBとは、英語のBlemish Balmの頭文字を取って名付けられたもので、Blemish(ブレミッシュ)には傷や欠点という意味、Balm(バーム)には香油という意味があります。よってBBクリームは傷や欠点を補うクリームという意味になります。もともとピーリングなどの施術で、敏感に傷つきやすくなっている肌を保護する役割で、医療用として開発されたものが始まりと言われています。BBクリームは1本美容液や日焼け止め、下地やファンデーションの役割を持つオールインワンの化粧品として人気を集めました。

CCクリームはColor Condition(カラーコンディション)やColor Control(カラーコントロール)の頭文字を取って呼ばれることが多いのですが、定義が決まっているものではなく、化粧品会社によって名称や意味は様々です。BBクリームが医療用に作られたのに比べ、スキンケアやメイクアップのためというより美容効果の高めるために開発されたクリームなので、美容成分がBBクリームより多く配合されているものが多いのが特徴になります。

使用感と効果の違い

BBクリームは肌を均一にしっかりカバーするので、マット感のある重ための仕上がりになります。もともとが傷を隠すために作られたこともあり、肌の欠点を隠す役割に優れています。カバー力が高いので、しっかりとメイクをしている感じが出るのはBBクリームの方が上になります。

CCクリームは軽い付け心地でクリームよりもローションに近い付け心地のものが多いのが特徴です。肌をしっかり覆ってカバーする能力の高いBBクリームに対して、CCクリームはより素肌に近いナチュラルで透明感のある仕上がりになります。これはCCクリームが光の反射する効果があり、肌のトーンを上げ明るく見せ、肌の色味のムラや肌の凸凹を光の反射で隠してくれます。普段ナチュラルメイクを好む人や、美容効果の高いものがスキンケアに時間をかける時間が無いママさんに特に人気があります。

CCクリームの使い方と選び方

CCクリームの使い方

洗顔後、化粧水と乳液で肌を整えた後に使用します。手で伸ばすより、スポンジなどの道具を使った方がムラ無く肌全体に伸ばすことができます。クリームだけでも効果はありますが、最後にパウダーでぽんぽんと軽く押さえると、化粧崩れを抑える助けをしてくれます。

美容成分によって選ぶ

メーカーによって含まれる美容成分は異なります。ヒアルロン酸やコラーゲンを多く含む保湿力の高いものや、美白光があるといわれているハトムギエキスやコウジ酸が含まれているものなど、多種多様なクリームが存在します。自分が欲しい効果の成分が含まれるクリームを選択してください。

肌の悩みによって選ぶ

CCクリームにはピンク系やオレンジ系、グリーン系やブルー系など多数のカラーの種類が存在します。基本的には、地肌の色に合った色のCCクリームを選択する必要があります。クリームを使用した顔と首の色が違うとCCクリームの特徴であるせっかくの自然な仕上がりが台無しになってしまいます。

また、赤みが強い部分や、くすみがある部分で使い分ける、透明感よりも血色を良く見せたいなど、肌の状態や、目的によって使い分けることが大切です。できれば店頭で試してみるのがおすすめです。一度自分に合う色味が分かると、別の会社のクリームを試す時にも欲しい系統の色が分かっていると、自分に合わないクリームに当たる可能性が低くなります。失敗したくない方は、初めての購入はブランドのCCクリームではなく、価格の安いプチプラと呼ばれるCCクリームでお試ししてみるのもおすすめです。

日焼け止めとして

多くのCCクリームに紫外線を防ぐ効果の値が表記されています。主な表記はSPFとPAが存在し、SPFはSun Protection Factor(サンプロテクションファクター)の略称、PAはProtection Grade of UVA(プロテクショングレイドオブUVA)の略称になります。SPFは紫外線B波を防ぐ効果時間の長さを表しており、1~50までの段階があります。数値が高いほど効果時間が長くなります。

PAは紫外線A波をカットする強さの高さを表し、+、++、+++の3段階が存在します。+が多いほど効果が高くなります。特に紫外線は日差しの強い夏だけではなく、曇りの日にも降り注いでいます。また、紫外線A波はガラスを通過してしまうので家の中にいても紫外線対策は必要になります。子供が小さく家で過ごすことが多いママさんは紫外線A対策でPAの高いクリームを、子供と一緒に外で遊ぶ機会が多いママさんはSPFの高いクリームを選ぶと良いでしょう。

CCクリームは一本で美容液と下地、ファンデーションと日焼け止めを兼ねているので、子育てで忙しいママの強い味方です。ぜひ自分の肌色と目的に合ったCCクリームを選んで、活用してみてください。

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