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お尻の肌トラブルと美尻になるためのケアについて

更新日:2017.09.18
公開日:2016.12.27
ドクター画像
この記事の監修者
エースクリニック 院長 竹内 孝基

乾燥やしみ、黒ずみやしわなど美尻を妨げる肌トラブルは多く存在します。特にデスクワーク中心の現代ではお尻のトラブルに悩まされている方が多いです。美尻を妨げる原因と症状、改善策についてドクター監修の記事にてお届けします。

美尻を妨げる原因と症状

乾燥

乾燥によって皮膚の水分が蒸発してしまい、かさつきやかゆみが発生します。また、皮膚が乾燥すると体は肌を保護しようと、毛穴の奥にある皮脂腺から過剰な皮脂を分泌し、毛穴が開いてしまいます。この、開いた毛穴に角質や肌の汚れが詰まってしまい、吹き出物が発生してしまうのです。

服や肌着の摩擦

一日中座っていることが多いと、服や肌着と肌が擦れ合い摩擦が発生します。この摩擦が肌の刺激となり、シミの原因になります。

体の重みによる圧迫

一日中デスクワークをしていると、体の重みで血行不良になり、肌のターンオーバー機能が低下してしまいます。ターンオーバー機能の低下は、肌のくすみの原因になります。

ホルモンバランスの乱れ

妊娠や出産、更年期や生理など、ホルモンバランスが乱れると卵巣から出る女性ホルモン(エストロゲン)が減少します。女性ホルモンは肌のコラーゲンを守り、肌の水分量を増やす機能があります。肌のコラーゲン量が低下することにより、シワが発生する原因になります。

ストレス

ストレスにより体内の新陳代謝が滞り、ターンオーバー機能が低下してしまいます。これにより、肌に残った角質や汚れが酸化して黒ずみが発生してしまいます。

美尻のためのトラブル別改善策

にきび、吹き出物

お尻は皮脂の分泌が多いため、吹き出物ができやすい部分です。また、肌着と肌の摩擦による刺激も多いため、より吹き出物の発生率が高くなってしまいます。予防対策としては、肌への刺激をできるだけ抑えてあげることです。身につける下着を綿や絹にするなどが効果的でしょう。乾燥した状態にさせないよう、顔と同様お尻にも保水、保湿ケアをしてください。できてしまった吹き出物はできるだけ触らず、清潔に保つようにしてください。炎症を抑える効果のある成分を含む化粧水やクリームでケアをしましょう。

黒ずみ

黒ずみには毛穴の詰まりによるもの、乾燥によるもの、紫外線や炎症によるものがあります。毛穴の詰まりが原因の黒ずみには、毛穴を引き締める効果のあるとされる収れん化粧水の使用がおすすめです。化粧品会社によってはトーニングローションと呼ばれているものもあります。収れん化粧水の主な美容成分は、ビタミンC誘導体やアルコールです。使用方法はコットンにたっぷり含ませて、お尻全体を優しく拭き取るようにして使用してください。ただしアルコールが含まれる化粧水は刺激が大きいため、肌が弱い方、生理中や過度なストレス等で肌荒れがひどい方は、必ずパッチテストを行ってから使用してください。

乾燥

かさつきは肌の水分が不足していることによる乾燥が原因のため、高い保水力と保湿力を持つ美容成分が含まれる化粧水や乳液でケアをしましょう。効果的とされる美容成分は、ヒアルロン酸やセラミドが代表的です。ヒアルロン酸は体内に存在、生成される成分で、目や関節などに多く含まれています。高い保水力があり、肌のうるおいを保つためのサポートをしてくれます。ヒアルロン酸はたった1gで6リットルの水分を保つ効果があるとされています。セラミドは肌表面の角質細胞に存在する脂質の一つで、水分と結び付く効果があります。セラミドと結び付いた水分子は、驚く事に湿度が0パーセント以下になっても蒸発しないのです。どちらも体内に存在する成分なのですが、残念なことに赤ちゃんの頃の保有量がピークで、年を取るにつれてどんどん減少してしまうのです。よって、化粧水や乳液、またはサプリメントを使用して補給をしてあげましょう。

シミ

シミにはニキビ跡や炎症の後にできてしまったシミと紫外線によるシミの2種類があります。

ニキビ跡や炎症の後にできてしまったシミには、ハイドロキノンとトラネキサム酸が有効だとされています。ハイドロキノンにはメラニンの還元作用があります。トラネキサム酸にはメラニンの生成を抑制する効果があり、肝班にも効果があるとされています。効果を高めるためにはビタミンCとともに内服するするのが有効であるとされています。両方とも、もともとは医療現場で使われていた強い成分のため、副作用は少ないですが、発疹や吐き気の症状が出ることもあるので、使用の際は十分に注意してください。

海やアウトドアなどでよく日焼けをするという方は、シミの予防効果があるとされる美容成分の入った化粧品の使用や、日焼け止めでの紫外線対策も大切です。シミの予防に効果があるとされているのはビタミンC誘導体とコウジ酸です。ビタミンC誘導体にはメラニンの発生を抑制する効果と、コラーゲンを増やす効果があります。コウジ酸は、お酒やお味噌などの発酵食品を作るのに多く使われている麹(こうじ)から発見された成分です。シミの原因になるチロシナーゼの発生を抑制してくれる効果があります。メリットとしては、自然由来の成分のため、ハイドロキノンやトラネキサム酸などに比べると副作用が少ないことが挙げられます。

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