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新しい種類も!進化を続ける生理用品

更新日:2017.09.18
公開日:2016.12.26
ドクター画像
この記事の監修者
的野ウィメンズクリニック 院長 的野博

最近は生理用品にもさまざまな種類が出てきました。自分が使う分はもちろんのこと、子供が生理を迎えた時にも備えて、どのような製品があるのか改めて確認しておきましょう。生理用品について、ドクター監修の記事でお伝えします。

年頃の娘を持つお母さんにとって、子供の生理というのは大きなテーマになるかと思います。できるならそのときが来る前に、準備をしておきたいところです。現在では、お母さんも知らないような便利な生理用品もあるかもしれません。詳しく見ていきましょう。

もっともスタンダードな紙ナプキン

生理用品の中でももっとも一般的なのが紙ナプキンです。吸水性ポリマーや不透水シートでできた「吸水体」が経血を吸い取り、すぐに閉じ込めてくれます。吸水体はコットンのような肌触りをしていて、つけ心地も悪くありません。ギャザーや羽がついているので、漏れの心配も少なくなっています。使い方もショーツに取り付けるだけなため簡単で、比較的安価で手に入りやすいという特徴もあります。最初に子供に買い与える生理用品としてはうってつけでしょう。

ただし、素材がポリエチレンやポリプロピレン、ポリエステルなど石油系由来のものが多いため、デリケートな肌にはやや負担が大きいというのが欠点かもしれません。また、長くつけていると蒸れてしまうので、肌がかぶれやすくなるという点も注意する必要があります。

かぶれやすい人には布ナプキンもおすすめ

紙ナプキンでかぶれてしまうという方には、布ナプキンもおすすめです。衣類と同じ素材なので肌触りもよく、特に通気性に優れており、蒸れることなく非常に快適に使うことができます。また、洗いなおして使うことができるので、経済的なのも特徴の1つでしょう。もし子供が紙ナプキンは合わないというのであれば、こちらを検討してみるのもいいかもしれません。

ただし、持ち運ぶときにややかさばるというのがデメリットとなります。そのため、普段は布ナプキンを使っている人でも、ポーチには紙ナプキンを入れているという人も多いです。

ナプキンをサポートする生理用品

また、紙ナプキンのサポートをしてくれる生理用品もあります。紙ナプキンのデメリットであるかぶれやすさや、ドロッとした経血が出た時の不快感などを軽減してくれるものなど、さまざまなものが販売されています。

フィット感を高める生理用ショーツ

生理用ショーツは、これ自体に経血を吸い取ってくれる機能がついているわけではありませんが、クロッチ部分の面積が広く取られており、よりナプキンのフィット感を高めてくれる生理用品です。また、通気性が非常に高く、普通のショーツに紙ナプキンをつけると蒸れてしまうという方でも、生理用ショーツならかぶれずに使えるということもあります。防水性にも優れており、もしナプキンから漏れてしまってもショーツが食い止めてくれるので、衣類が汚れる心配を軽減させることができます。もちろんショーツは何度でも洗いなおして使うことができるので、数枚持っておくと安心できる生理用品です。

ボディピースもつけておくと多い日でも安心

ボディピースはショーツに張り付けるのではなく、体に直接つけるタイプの生理用品です。紙ナプキンと同時に使うことで吸水力をアップさせることができるるため、多い日でも安心できます。何より直接体につけるため、フィット感が非常に高く、経血が出るときのドロッとした嫌な感覚を大幅に軽減してくれるのも特徴でしょう。

欠点としては、トイレに行くたびに外さなければならず、そのたびに新しいボディピースに取り換えなければならないという点です。同じものを使いまわしてしまうと、膣内に雑菌が入り込んでしまい、さまざまな感染症のリスクが高まってしまいます。そのため、必ず毎回交換が必要になり、やや経済的な負担は増えてしまう可能性があります。

ただし、使い終わった後には水に流すことができるタイプもあるので、簡単に処理することができるといったメリットもあります。頻繁に使うのは難しいかもしれませんが、多い日に備えて用意しておくといいでしょう。

慣れればもっとも使いやすいタンポン

タンポンは紙ナプキンと同じく比較的スタンダードな生理用品です。ただし、使い方はかなり異なっており、紙ナプキンはショーツに張り付けるタイプですが、タンポンは膣に直接挿入するタイプの生理用品です。タンポンには吸収体を適切な位置まで導いてくれる「アプリケーター」がついており、先が丸い棒状になっているため、膣に入れやすいように作られています。膣の内部に入れて使用するため、ナプキンよりもフィット感がより高いのが大きなメリットです。

タンポンを使用すれば軽い運動なら問題なく行うことができ、プールの授業にも参加することができます。経血が空気に触れることがないので、変質してニオイが発生するということもありません。

タンポンは取扱注意

タンポンにはデメリットもあることを意識しておくことが重要です。特に多いのは、やはり最初は使いにくいと感じてしまう人が多いということでしょう。そして何より長い間付けっぱなしにしたり、不潔な手でタンポンを取り扱ったりするのは絶対にやめましょう。雑菌が繁殖してしまうと、トキシックショック症候群(TSS)と呼ばれる発熱や吐き気、下痢などの症状が出てきてしまいます。

最初の挿入にさえ慣れてしまえば、紙ナプキンよりも使いやすいのは事実でしょう。しかし、直接体内に入れるというリスクはしっかりと理解しておいてください

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