肩こり

肩こりを解消するツボについて

更新日:2017/04/25 公開日:2017/04/25

この病気・症状の初診に向いている科
整形外科

シェアする

肩こりの解消には、ツボを的確にマッサージすることが役に立ちます。ツボマッサージは、肩こりの悩みを手軽に緩和できるセルフケア方法です。ドクター監修のもと、肩こりのツボや押し方について、詳しくお伝えします。

時に頭痛や手のしびれにまで及ぶこともある肩こりは、少しでも早く楽にしたいものです。手元に肩こりの薬がなくても、ツボをマッサージすることで、肩こりのつらさが軽減できる場合があります。

肩こりに効くツボについて

ひどい肩こりに悩んでいるときには、以下のようなツボをマッサージするのがおすすめです。

合谷(ごうこく)

合谷は、肩こりはもちろんのこと、体のさまざまな不調に効果を発揮するため、万能ツボとも呼ばれています。この部分を刺激すると、頭部や脳、大腸の働きを整えるほか、視力回復にも働きます。手の甲の親指と人差し指の付け根、骨が合流する地点にあります。人差し指に近いくぼみを、反対側の親指で押します。

百会(ひゃくえ)

頭の真ん中、もっとも高い位置にあるツボです。肩こりのほか、頭痛や鼻づまりの解消、鎮痛作用にも期待できます。左右の手の中指を重ね、強めに押して刺激します。

肩井(けんせい)

肩井は、首の骨から肩先までを結んだ線の中ほど、背中の面にあるツボです。肩こりの実際の患部であり、無意識に押したり揉んでもらったりすることもある位置です。首のこりから頭痛の症状が現れているときにも、つらさをやわらげてくれます。

天柱(てんちゅう)

天柱は、首の骨に沿う筋の外側を辿って、髪の生え際に位置しています。肩や首のこり以外に、頭痛の緩和や自律神経を整えることにも役立つツボです。両手の親指で頭を支え、上に持ち上げるように押します。

太陽(たいよう)

肩こりには、眼精疲労が引き起こすものもあります。太陽は、眼の疲れやかすみ目、充血などに効果を発揮するツボです。また、顔面神経痛や片頭痛にもよいとされています。位置は、目の外側、触るとへこみを感じるこめかみ部分にあたります。人差し指でゆっくりと圧をかけていきます。

攅竹(さんちく)

攅竹もまた、眼の異常に働いて改善させるといわれているツボです。眉頭の下、目との間にあるくぼみが、このツボの位置です。人差し指を額に沿わせるようにして、ツボに親指をあて、じんわりと刺激していきます。

ツボをマッサージするときの注意点

ツボの位置を探しあてるのには、指の腹で触ると、へこんでいたり痛みを感じたりするのが目安となります。作業の休憩時や就寝前、リラックスした気持ちでツボを押しましょう。

ただし、押せば押すほどよいわけではなく、力の強さがマッサージ効果に比例するわけでもありません。むやみに力を加えれば、症状が悪化する可能性も考えられます。少し痛いけれども心地よいと感じる程度が、ツボマッサージのちょうどよい力加減と回数です。

押す力を加えるタイミングで息を吐き、力を抜くのに合わせて息を吸います。5秒ほどかけてゆっくりと押していくのがポイントです。目の付近のツボを押すときには、特に手の清潔を忘れないようにし、直接眼球を刺激しないように注意します。また、目に関するツボマッサージでは、まぶたを閉じて行うと、血行の促進と同時に、網膜を休めドライアイを防ぐ効果にも期待できます。もし、ツボマッサージの途中で痛みや炎症の悪化が見られたら、すぐにやめ、安静を心がけます。必要に応じて、患部を冷却してください。

ツボマッサージは本当に効くのか

ツボとは、東洋医学でいう「経絡」のことです。経絡は、人体の中に流れる生命エネルギーの「気」と「血」の通り道だと考えられています。体全体では、300を超える数の経絡があるといわれています。長い歴史の中で、経験的にそれぞれのツボが特定の部位と対応していると判明しており、健康の維持に利用されてきました。鍼灸による療法も、ツボの知恵を利用したものです。

気や血の滞りのある部分を指などで押すと、痛みを感じます。ここをマッサージして刺激すると、気、血の流れがスムーズになり、低下していた体の機能が回復すると考えられています。それによって、不快な症状が緩和されるというわけです。

肩こりの原因は、姿勢や体型、生活習慣などの問題から、筋肉が緊張し続けることにあります。その状態が疲労物質の生産や血行不良をもたらして、肩こりの痛みを生み出します。痛みが脳に伝わると、さらなる筋肉の疲労を招き、血流が悪くなります。そうなると、また痛みが発生する、というふうに悪循環をたどるばかりになりかねません。

ツボマッサージは、気と血の流れの回復を助けてくれるため、肩こりで滞った血流を促進してくれます。ツボを押す行為が筋肉の緊張をほぐしてくれるうえ、血流の改善が肩こりの悪循環を断ち切ってくれることにも期待できます。道具を必要とせず、いつでもどこでも行いやすいツボマッサージは、つらい肩こりをやわらげてくれます。

肩こりの基礎知識についての関連記事

肩こり サブテーマ

肩こりの基礎知識 記事ランキング

fem.リサーチ