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新米ママさん必見!おむつかぶれの原因とケア方法

更新日:2017.11.24
公開日:2017.03.31
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この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

赤ちゃんが必ずといっていいほど経験するのが、おむつかぶれです。かわいいお尻が真っ赤になっているのを見ると、ママも悲しくなってしまいます。どうしたらおむつかぶれを防ぐことができるのかドクター監修の記事で解説します。

おむつかぶれは、いろいろな原因で起こります。こまめにおむつを替えていても、かぶれてしまうこともあります。目に見えて赤くなる前でも、赤ちゃんがお尻を拭くと嫌がって泣いたり、おむつを外したときにお尻をかこうとしたりするしぐさがあるときには、おむつかぶれを起こしかけているのかもしれません。ここでは、おむつかぶれの原因や対処法について見てみましょう。

なぜ、おむつかぶれになるのか

おむつかぶれの原因は、ひとつではありません。いろいろな原因が複雑に絡み合って、おむつかぶれを引き起こします。そのため、これといった決め手もなく、一つひとつ原因となるものを排除していくことになります。とくに、おむつかぶれになる原因として考えられるものをご紹介します。

おしっこやうんちによるもの

おむつかぶれの原因で、もっとも多いのがおしっこやうんちです。新生児はうんちの回数が多く、1日に7~10回ほどうんちをします。おしっこの中にはアンモニア、うんちの中には腸内細菌や肌を刺激する酵素があります。これらがデリケートな赤ちゃんの肌を刺激しておむつかぶれを起こします。

汗や蒸れによるもの

赤ちゃんはとても汗かきです。当然、お尻にも汗をかきますが、おむつをしているので蒸れてしまいます。そのうえ、おしっこをするとおむつの中は、高温・高湿度になって、皮膚がふやけてしまいます。皮膚がふやけると肌バリアーも弱まり、雑菌などの刺激によっておむつかぶれが起こります。

おむつの擦れによるもの

おむつかぶれができやすい場所として、ウエストギャザーや足の付け根回りに多く見られます。これは、使い捨ておむつによって赤ちゃんの肌がこすれてしまうからです。ウエストの締めすぎには注意しましょう。

お尻拭きシートの刺激によるもの

うんちのとき、きれいにしようと思って市販のお尻拭きシートでゴシゴシ擦ってしまうと、それが刺激となってかえっておむつかぶれになることがあります。おしっこのときは、お尻ふきシートを使わずに、おむつの乾いた部分で押さえる程度にしておきます。うんちのときは、お尻拭きシートで軽く汚れを落としたら、シャワーなどでさっと洗うといいでしょう。

おむつかぶれによる症状は

おむつかぶれは、医学的にはおむつ皮膚炎と呼びます。その名の通り、おむつをすることで発症する皮膚炎です。他の皮膚炎と同じように

  • かゆみ
  • 赤味
  • 発疹

などが主な症状です。おむつかぶれも、放置すると徐々に重症化していきます。

  • 肌が赤くなる
  • 赤い点々が出てくる
  • 盛り上がった湿疹が出てくる
  • じくじくして、皮膚がめくれる

こうなると皮膚科か小児科で診てもらったほうがいいでしょう。

少しくらい赤みがある程度なら赤ちゃんの機嫌も悪くないのですが、かゆみが出たり、ひどくなって痛みが出ると、赤ちゃんは泣いて機嫌が悪くなったりします。とくにお尻を拭いたり、お風呂に入るときにお尻にお湯をかけたりすると、痛がって泣くようになります。こうした赤ちゃんの様子を見逃さないようにしましょう。

おむつかぶれのケア方法

おむつかぶれの原因がわかったら、さっそく以下のケアを実行してみましょう。

通気性の高い布おむつを使う

実は、紙おむつよりも、布おむつの方が赤ちゃんの皮膚にやさしく、かぶれにくい上、おむつ卒業も早くなるといわれています。洗濯などの手間がかかりますが、紙おむつよりもおすすめです。どうしても布おむつが難しい場合は、おむつの中の湿度をできるだけ逃がしてあげられるような通気性のよいおむつカバーと、吸収力の高い紙おむつを使いましょう。紙おむつにも赤ちゃんとの相性があるので、いろいろなメーカーの紙おむつを使ってみるといいでしょう。

おむつをこまめに交換する

うんちのときには、においでわかりますが、おしっこのときはわかりません。長くおしっこが肌についていると刺激になるため、できるだけこまめにおむつ交換をしてあげることが大切です。とくにミルクを飲んだ後は、おしっこをしている確率が高いので、注意してみてあげましょう。

うんちの汚れは座浴で

お尻ふきシートは便利ですが、お家にいるときにはできるだけおしりは洗いましょう。お尻拭きシートでうんちをきれいに取ろうと思うと、知らず知らずのうちに力を入れて擦りすぎてしまう可能性があります。

しっかり乾燥させてからおむつ交換

お尻を洗ってあげたら、しっかりと乾かしてからおむつを付けましょう。濡れたままだと、おむつの中が蒸れてしまいます。乾かし方は夏ならうちわで風を送ってあげたり、冬ならドライヤーを弱にして乾かすといいでしょう。

時々おむつを外してあげる

暖かくて天気のよい日には、思い切っておむつを外してあげましょう。赤ちゃんもとても気持ちがいいはずです。半日陰のようなところで、お尻を出して日光浴をすれば、お尻もサラサラになり衛生的です。おむつかぶれは、ママがちょっとだけ気にかけてあげると防げるものです。言葉で伝えられ赤ちゃんだからこそ、機嫌やしぐさなどから赤ちゃんの気持ちを察知してあげましょう。

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