肩こり

肩こりを改善する方法とは

更新日:2017/04/22 公開日:2017/04/22

松林保智先生

この記事の監修ドクター

院長

松林保智先生

この病気・症状の初診に向いている科
整形外科

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肩こりは肩や首の筋肉が緊張して血管が圧迫されることで発症します。つらい肩こりの原因は、日常生活にひそんでいることが多いといわれています。肩こりの原因や改善方法、再発を予防する方法をドクター監修のもと紹介します。

肩こりの症状は人により異なり痛みを感じる場合もあれば、重苦しさや倦怠感がある場合もあります。どんどん症状が悪化していく場合は疾患による関連痛の可能性もあるため、一度医療機関を受診してみるといいでしょう。

肩こりの原因

肩こりは、首や肩、背中の筋肉が緊張することで発症します。筋肉の緊張が続くと血管が圧迫されて、血流が悪化してしまいます。血流が悪化することで体の隅々まで酸素や栄養が届かなくなり、エネルギー源となるブドウ糖が不完全燃焼を起こします。その結果、疲労物質である乳酸が溜まりやすくなり筋肉の神経を刺激し、痛みが発症します。つらい肩こりの原因にはさまざま要因がありますが、主に次のようなことがあげられます。

長時間同じ姿勢を続ける

長時間同じような姿勢を続けることで筋肉が緊張し、疲労しやすくなります。デスクワークや運転を続けることで肩がこるのは、この理由からです。また、猫背やストレートネックである場合も筋肉が緊張しやすくなります。

運動不足によるもの

心臓は体に血液を循環させる役割をしていますが、筋肉にも同じような働きがあります。そのため、筋肉量が低下すると全身へ血液を送る力が弱くなるため血流の悪化へとつながります。

ストレスや疲労によるもの

私たちの体は交感神経と副交感神経の2つの自律神経がバランスを保つことで心身ともに健康を維持しています。しかし、ストレスや疲労が溜まると自律神経のバランスが崩れて、筋肉が緊張している状態が続きます。その結果、血流が悪化して肩こりなどの不定愁訴を起こしやすくなります。

疾患による関連痛

肩こりの原因が疾患による関連痛である場合があります。頸椎椎間板ヘルニアや頸椎捻挫などの首の疾患は、肩こりを引き起こしやすいといわれています。また、肺膜炎などの肺の疾患や、心筋梗塞や狭心症などの心臓の疾患でも関連痛がみられます。

肩こりを改善する方法

肩こりを改善する方法には自分でできるセルフケアと医療機関で治療を受ける方法があります。

ストレッチや運動療法

ストレッチや運動療法は、血行を改善して筋肉の緊張をほぐすことができるセルフケアです。無理をしないで毎日続けることで、少しずつ症状を改善することができます。

病院での治療方法

肩こりを改善するために、病院では肩こりの原因や症状に合わせた治療を行います。マッサージ療法や運動療法では、肩の血行を促進して、肩こりの症状を改善していきます。冷えによる血行不良が原因の場合は、患部を暖める温熱療法を行うこともあります。肩こりによる痛みが強い場合には鎮痛消炎剤を処方したり、注射による治療を受けることもできます。

肩こりが再発する理由

肩こりが発症する原因は、生活習慣にひそんでいる場合が多いといわれています。そのため、一度改善したとしても、無意識のうちに肩こりを誘発するような習慣をくり返していると肩こりが再発しやすくなります。中でも、体幹と頭との配列が整っていない不良姿勢は筋肉に余分な負担をかけてしまいます。また、ストレスも肩こりを再発させてしまう要因のひとつです。

ストレスをため込み、体が抱えこむことのできる限度を超えてしまうとホルモンや自律神経のバランスが崩れてしまい、肩こりなどの不定愁訴につながります。肩こりの痛みがどんどん増す場合や、なかなか改善しない場合は疾患がひそんでいる可能性もあるため、一度医療機関を受診してみるのもひとつの手段です。

肩こりを再発させない方法

肩こりの原因は、日常生活にひそんでいる場合が多くあります。特に、無意識のうちにしている行動が肩こりの再発へとつながっている場合があります。一度、日常生活を見直してみるのも肩こりを防ぐためには大切なことなのかもしれません。

同じ姿勢を続けないようにする

日頃から同じ姿勢を長時間続けないようにすることが大切です。30分から1時間に1回は休憩をとるように心がけて、体を動かすようにしましょう。また、知らず知らずのうちに不良姿勢を続けている場合があります。日頃から肩や首に負担のかからない姿勢を保つことができるように心がけましょう。

ストレスを溜めない

ストレスは血流の悪化へとつながり肩こりを再発させる原因となります。散歩や音楽鑑賞など自分なりのストレス解消法を見つけておくことは、肩こりの改善にもつながります。また、肩こりを予防するストレッチや運動は血流を促進するのはもちろんのこと、リフレッシュ効果が期待できてストレス解消にもつながります。

日常生活を見直して肩こりの再発防止を

肩こりを引き起こす要因は、日常生活に多くひそんでいます。そのため、一度改善しても再発しやすくなってしまうのです。自分の姿勢やストレス管理など日常生活を見直すことで、肩こりの再発を心がけましょう。

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