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なぜ冬は顔が赤くなるの?

更新日:2016.12.09
公開日:2013.09.24
ドクター画像
この記事の監修者
西麻布ヒフ・形成外科 院長 藤井佳苗

冬になると、寒い外から室内に入った際に、顔が真っ赤になってしまい、恥ずかしい思いをしたことのある方は多いのではないでしょうか。なぜ、冬はここまで顔が赤くなってしまうのでしょうか?今回はドクター監修の記事で、そのメカニズムと対策をご紹介します。

冬になると、寒い外から室内に入った際に、顔が真っ赤になってしまい、恥ずかしい思いをしたことのある方は多いのではないでしょうか。なぜ、冬はここまで顔が赤くなってしまうのでしょうか?そのメカニズムと対策をご紹介します。

冬に顔が赤くなる原因

冬に、寒い外から室内に入ると、頬が真っ赤になることがあります。この時、皮膚の中では一体何が起きているのでしょうか。血管は寒いところでは収縮し、暖かいところでは拡張します。しかし、寒いところと暖かいところの温度差が激しいと、皮膚の内部の血管は急激に拡張します。頬が赤く染まって見えるのは、皮膚の内部の拡張した血管が透けて見えている状態なのです。基本的には、このメカニズムで頬が赤く見えるのです。

ただ、お肌が乾燥していると、余計に赤みが目立つことがあります。乾燥してダメージを受けているお肌は、寒さが刺激になって赤くなりやすいのです。特に冬は寒さや乾燥により 肌や髪のうるおいに欠かせない働きをするセラミドが水分量を保てなくなり、皮膚表面の角質がはがれやすくなってしまいます。このように冬のダメージ肌は、特に顔が赤くなりやすいのです。

顔が赤くならないようにするためには?

では、冬に顔が赤くならないようにするにはどうすれば良いのでしょうか。ます、食生活の対策としては、唐辛子やコショウなどの香辛料のたくさん効いた食事は控えることが大事です。香辛料は血管を拡張させやすいからです。

また、寒い外にいる時に顔が冷気に当たり、冷やしてしまえばしまうほど、暖かい室内に入った時に顔が赤くなりやすくなります。外の寒いところにいる時は、顔をマフラーで覆うなどして、できるだけ冷やさないようにしましょう。もちろん、顔だけでなく、全身を冷やしてしまうことでも顔は赤くなりやすくなってしまいます。寒さ対策は万全にして出かけるようにしましょう。

また、お肌の乾燥を防ぐために、普段からの保湿ケアを怠らないことも大事です。特に赤みを防ぐには、スクラブ洗顔やゴマージュマッサージを控えるようにしましょう。乾燥肌や肌荒れのあるお肌には、刺激が強すぎて、さらに顔の赤みを悪化させてしまうことになります。

肌の赤み・肌荒れのケア方法をより詳しく知りたい方は、「顔の皮膚がヒリヒリ・ピリピリ痛い時の正しいケア方法」や「赤ら顔・肌の赤みに効果的な化粧品の選び方」をご参照ください。

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