鼻炎

赤ちゃん・子供の鼻炎の主な原因と特徴・注意点

更新日:2016/12/13 公開日:2015/07/29

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子供のアレルギー性鼻炎は、症状の出方に大人とは違う特徴があります。SOSを見落とさないためにも、子供のアレルギー性鼻炎の特徴と治療法、家庭でできる対策について知っておきましょう。ドクター監修の記事で詳しくご紹介します。

増加の一途をたどるアレルギー性鼻炎は、大人だけでなく子供の発症も増えています。SOSを見落とさないためにも、症状の特徴を知っておきましょう。治療法と注意すべきポイントも交え、詳しく解説します。

増加傾向にある子供の鼻炎

1970年頃から急激に増加しているアレルギー性鼻炎は、大人だけでなく、子供にも多く発症しています。子供はアレルゲンへの免疫力が低かったり、両親からの遺伝で発症したりするケースも多いため、発症頻度は比較的高い傾向にあります。

子供は、自分の症状をうまく伝えることができません。よって、症状を悪化させやすくなりがちです。乳幼児の場合、鼻がつまってミルクが飲めなくなったり、食事ができなくなったりするケースもしばしばあります。

子供にみられる鼻炎の原因・症状

考えられる原因

アレルギー性鼻炎は、「通年性アレルギー性鼻炎」と「季節性アレルギー性鼻炎」に分かれます。通年性アレルギー性鼻炎の原因には、ダニやほこりなどのハウスダストや、ペットの毛、乾燥があげられ、特に冬や夏の時期に症状が強くあらわれるのが特徴です。季節性アレルギー性鼻炎の原因はほとんどが花粉であるため、一般的に「花粉症」とも呼ばれます。

主な症状

いずれも、主な症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまりですが、子供が発症した場合は、成人に比べて鼻づまりが多く、くしゃみが少ない傾向にあります。また、子供は鼻のかゆみを特に気にするので、次のような仕草が目立つ場合はアレルギー性鼻炎の可能性があります。

  • 鼻をこする
  • 鼻をいじって鼻血を出すことが多い
  • 顔をしかめる

これらの症状が続くと授業に集中できなくなったり、ストレスを溜め込んでしまったりすることもあります。兆候を見逃さず、早めに対処できるようにしましょう。

副鼻腔炎(蓄膿症)の可能性は?

副鼻腔炎(蓄膿症)は、風邪がきっかけで発症するケースが多いとされています。近年では内科・小児科で早期に風邪の治療を開始することから、早い時期に副鼻腔炎が治る例が多いのです。しかし、風邪以外が原因の場合には再発をくり返し、症状が改善しづらくなるケースも増えています。増加の背景には、アレルギー性疾患を発症する患者数の増加があるといわれています。

子供が発症する副鼻腔炎に関しては、アレルギー性鼻炎の合併で発症するケースがあります。アレルギー性鼻炎を患っている子供は、鼻や副鼻腔の粘膜が腫れ、鼻腔と副鼻腔を繋いでいる小さな孔が閉塞した状態になる傾向が見られます。そのため、鼻腔の炎症が副鼻腔まで拡がって急性副鼻腔炎を発症すると、副鼻腔にたまった膿が体外へと排出されにくい状態になります。それが、症状そのものをこじらせてしまいやすくする原因なのです。

少しでも症状が出たら病院へ

子供に気になる症状が見られたら、早めにドクターに相談することをおすすめします。なぜならば、アレルギー性鼻炎がある子供は、中耳炎や慢性副鼻腔炎などを合併する危険性もあるためです。病院によっては、6歳以上であれば手術療法や減感作療法など、治療法を選ぶことも可能です。

アレルギー性鼻炎は、成人と同様に子供も長期的な治療が見込まれるので、根気よく治療を続ける必要があります。生活のうえでは、部屋をこまめに掃除する、布団を定期的に干すなど、ハウスダストや花粉などのアレルゲンを避けるよう心がけましょう。また、睡眠を十分に取る、栄養バランスのとれた食事を取る、体を動かして免疫力を高めることも大切です。できることを行いながら、経過を注意して見守ってあげましょう。

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