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敏感肌のボディクリームの選び方・塗り方

更新日:2018.04.26
公開日:2015.04.09
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この記事の監修者
スキンケア大学参画ドクター

お風呂上りの乾燥しがちな肌に欠かせないボディクリーム。敏感肌の場合はどのようなものを選ぶべきなのでしょうか?選び方と塗り方のポイントについて、ドクター監修のもと解説します。

肌の乾燥を防ぐのに欠かせないボディクリーム。乾燥しがちな敏感肌には特に必要なものですが、製品によってはトラブルを悪化させる可能性もあるので注意が必要です。敏感肌におすすめのボディクリームと、保湿力を高める塗り方をご紹介します。

敏感肌におすすめのボディクリームとは

乾燥肌の場合は他の基礎化粧品と同様、ボディクリームも無添加、低刺激などの刺激が弱いものがいいでしょう。赤ちゃんが使用できると書いてあっても刺激が強いものもあるので、選ぶ際には配合成分に注意してください。

そのうえで、保湿効果の高い成分が配合されたものを選ぶようにしましょう。特におすすめしたいのが「セラミド」。これには、敏感肌になる肌のメカニズムが関係しています。

敏感肌と直接的な関わりを持つのは、肌の角質層という部分です。

皮膚は、表皮、真皮、皮下組織という3つの層に分かれています。肌の表面にある表皮は、紫外線やウイルス・細菌、ほこりなどの外部刺激から肌を保護する役割を担っていますが、この表皮の一番外側を覆っているのが角質層です。角質層は、外部刺激から肌を保護するバリア機能と、肌内部の水分が蒸発するのを防ぐ役割をしています。しかし、なんらかの影響で角質層の潤い成分が減少してしまうと、このような働きが弱まり、敏感肌になってしまうのです。角質層にある潤い成分には、角質細胞間脂質と天然保湿因子(NMF)、皮脂があります。この中で、もっとも水分保持率が高いのが角質細胞間脂質で、全体の80%を占めています。そして、この角質細胞間脂質の40%を占めているのが、セラミドなのです。外部から取り入れたい保湿成分としてセラミドをもっともおすすめするのは、このような理由からです。

外から潤いを補給するのはもちろん大切ですが、それと同時に、皮膚本来のバリア機能を高めることも重要です。これをサポートする成分もあるので、配合されているとよりいいでしょう。「ナイアシン」と「ユーカリエキス」などもいいかもしれません。それぞれの効果を、詳しく見てみましょう。

ナイアシン

ビタミンB群の一種で、体内に存在するビタミンの中でもっとも多くの割合を占めます。体内エネルギーを作ると共に細胞の生まれ変わりもサポートするため、皮膚粘膜の健康を維持するのに欠かせない成分です。

ユーカリエキス

ユーカリの葉から抽出した液です。皮膚が本来持っているセラミドの生成力を高める働きがあるとして、注目されている成分です。

うるおい保護効果を高める塗り方とは

保湿効果を高めるためには、正しい方法で塗ることも大切です。ボディクリームは、入浴・シャワーのあとになるべく早く塗ることが鉄則です。入浴後は肌がもっとも乾燥していて、敏感肌が悪化しやすい時です。

また、肌が濡れた状態で塗ると、うるおい保護効果がより高まるともいわれています。その理由は3つ。1つ目は、水分によってクリームがのびやすくなり、ムラなく塗れるため。2つめは、水分が蒸発する前にクリームでフタをすることができるため。3つめは、もっとも清潔な状態で塗ることで、汚れがつくことを防げるためです。また、この方法でボディクリームを塗ることで、使用するクリームの量を抑えることもできるので、コストパフォーマンス的にもおすすめです。

ただし、ボディクリームを塗った後に体を拭く時は、せっかく塗った成分をふき取ってしまわないよう、タオルをやさしく押し当てるようにして拭きましょう。

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