薬膳

更新日:2017/01/19

スキンケア大学編集部

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中医学には「薬食同源」という言葉があります。バランスのとれた食事をとることによって健康を維持し、病気を防ぐというもの。

日本では「医食同源」という言葉で知られています。この薬食同源思想に基づいた料理が薬膳。旬の食材や薬効のある生薬を組み合わせ、身体の調子を整えたり、調子の悪い部分を改善するというものです。

薬膳を考えるポイントは、まずは食材の性質をあらわす「五性」と「五味」を把握すること。その上で、季節や体質を考えて食のバランスをとることです。

「五性」とは、食材や生薬が持つ熱の性質のこと。中医学の考え方では、その食材が身体を温めるものか、それとも冷やすものかという分類がされます。身体を温める、または冷やす度合いによって、熱性、温性、平性、涼性、寒性の5つに分かれます。

温熱性の食べ物の作用は、身体を温める、痛み止め、気や血の巡りをよくするなど。対して寒涼性の食べ物には、身体の熱を取る、毒を排泄するなどの作用があります。身体を温めたり、冷やしたりしない平性の食べ物は、これらのバランスを整えるといった効能です。

「五味」は、食材の味によって身体への作用が異なる、という考え方。味覚は酸味、苦味、
甘味、辛味、鹹味(かんみ)の5つに分けて考えます。この中で「鹹味」だけ見慣れませんが、これは塩辛さや旨味に近いものだそうで、食材では昆布やエビ、牡蠣などが分類されます。

鹹味は固いものを柔らかくする作用を持ち、便通などに効果があります。そのほか、酸味は出るものを抑えるため、汗や頻尿、下痢などに効果的。苦味は熱や水分を排出する解毒作用、甘味は滋養強壮や痛みを和らげる作用、辛味は冷えや血流を改善する作用をそれぞれ持っています。

食べ物の性質を知ると、季節やそのときどきの身体の状態に合わせた料理を作ることができます。また、季節の食べ物は五性に対応するものが多いため、旬の食材を料理に活かすことも薬膳のポイント。

自然を知り、身体を知って、食から健康を目指すことができるのが「薬膳」なんですね。

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