100年間守り続けてきた「ニベアクリーム」の品質と思いに迫る

更新日:2017/03/02

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肌を乾燥から守る、ドイツ生まれのクリーム「ニベアクリーム」

ニベアクリーム

多くの人が一度は手に取ったことがあるであろうニベアクリーム(以下、ニベア)。ニベアの歴史や品質へのこだわりなどについて、ニベア花王株式会社 ブランドマネージャー 林勝さんにお話を伺いました。

(スキンケア大学) ハンドケア、フェイスケア、ボディケアとして、ニベアは人によってさまざまな利用の仕方がありますよね。あらためてお尋ねしますが、ニベアとは何でしょうか?

(林) ニベアは肌を乾燥から守り、しっとりとした肌を保つ、顔にも身体にも全身に使えるスキンケアクリームです。100年の歴史があり、日本に入ってきたのは1968年。基本的な部分がほとんど100年前と変わらないのが大きな特徴です。少しずつ改良して現在の形になったのではなく、ニベアは最初からほぼ現在と同じニベアでした。

こんな逸話を聞いたことがあります。ニベアを日本で販売するにあたり、ドイツのスタッフを招いてどのように商品を展開するかを検討した際「日本人になじみのある感触に変えた方がよいか」という問題が浮上しました。

ドイツ側は内心では「製品の品質を変えたくない」という思いがあったようですが、どうするかの決定は日本側にゆだねられました。ニベアは、日本人女性が使用するとベタつく感じがあり、成分を変えようかという意見も出ていたようです。しかし、最終的に日本側はニベアの品質を信頼し、オリジナルのニベアクリームを販売することにしたそうです。

コンセプトは「母と子が一緒に使えるクリーム」

(スキンケア大学) 日本で販売が始まったときの主要なターゲットは?

(林) やはり、乾燥を気にする女性がターゲットでした。女性が自分の肌のケアのために使うそのクリームを、子どもにもつけてあげられる――。このことはニベアの重要なコンセプトになっています。私たちの価値観は次のフレーズに込められています。

「肌がふれあう。ただそれだけで、人は人をあたためることができる。まもることができる。一生の素肌に。あなたに」

ここでいう「まもる」には、大切な人を「護る」という意味があります。

真っ白なクリームにこだわり続ける理由

ニベアボディウォッシュ

徹底的に泡にこだわった『クリームケアボディウォッシュ』

(スキンケア大学) ニベアには歴史のある 『青缶』のほかに、さまざまなラインナップがあります。新しい製品にもニベアらしさは継承されていますか?

(林) 「青缶の持つニベアらしさとは何だろうか」と考えてみると、ひとつには、あの雪のように白いクリームの色を挙げることができるでしょう。クリームの色を真っ白に保つというのは、実はとても難しいことなのだそうです。その点、ニベアは現在でも、あの真っ白な色を守り続けています。色は譲れないこだわりだからです。

新しい製品を生み出す際も、ニベアならではのこだわりが発揮されています。例えば『クリームケアボディウォッシュ』では徹底的に泡にこだわりました。

ひとことで泡といっても、色々な泡があります。液体のボディソープと固形石鹸を比較すると、泡を作りやすいのは液体のボディソープですが、一般的に固形石鹸の方が泡のきめは細かくなります。肌に吸いつくように濃厚な泡を求めるなら固形石鹸が良い。しかし、固形石鹸よりも使い勝手を良くしたい――。研究を重ねてたどり着いたのが、石鹸ベースのクリームのような泡のボディソープだったのです。

男性も手にとりやすい「ニベアメン」が好調

(スキンケア大学) 男性をターゲットにした『ニベアメン』についてはいかがですか?

(林) ニベアメンは、比較的新しい試みで2002年にスタートしています。実は、このシリーズの売れ行きがとても良いのです。理由はいくつも考えられますが、そのひとつに、子どもの頃の記憶が関係しているのではないかと、私は推測しています。

男性が身だしなみに気を配るようになると、最初に髪のケア、次に顔のケアに意識が向かいます。ところが、男性は、女性ほど洗顔について詳しいわけではありません。どの製品にしようかと迷っているとき、目の前に『ニベア』の文字を見つけます。

「そういえば、子どものときにお母さんにつけてもらっていたな」

と、ニベアメンを手にとる。そういう男性も少なくないのではないでしょうか。もちろん、使い勝手のよさ、ノンアルコール商品が多いなど、成分を評価して購入する人もいるでしょう。

5年後も10年後も通用する製品づくりを

(スキンケア大学) 最後になりますが、ニベアブランドの今後の展開についてどのようにお考えですか?

(林) ニベア花王株式会社は、日本の花王と、ドイツの化粧品会社・バイヤスドルフが設立した合弁会社です。ドイツ人スタッフと一緒に働く機会も多いのですが、私は彼らについて「花王で働く日本人の同僚とよく似ている」と感じることがあります。要するに、彼らは非常に商品に対する責任感が強いのです。

例えば、何かトラブルがあったときでも、日本の問題とせず、ドイツ人スタッフは、自分たちの問題として受け止めてくれます。何が原因なのか、どのように改善したらよいのか、真剣に向き合ってくれるのです。

日本とドイツは、自動車の分野でも共に活躍していますよね。ドイツ人の職人気質は良く知られていて「5年後、10年後にも通用する製品を作る」という信念を持っているように思います。そして、それは私たちが大切にしている価値観でもあります。

「今だけ売れるものではなく、5年後、10年後、さらにはその先もずっと使われ続ける商品を提供したい」

それが私たちの思いです。

新しい商品や技術は、新しい価値を提供してくれます。でも、ずっと変わらないものが持つ価値もあります。ニベアが守り続けてきたものを、私たちはこの先も守り続けていきたい。ニベアのクリームはこの先も雪のように白いままでしょう。

ニベア花王ブランド情報

■ブランド情報

ニベア花王株式会社

あなたの毎日を、スキンケアの力で輝かせたい。それが、私たちニベアのテーマです。ドイツのバイヤスドルフ社が1世紀を超える伝統の中で築き上げてきた「 Skin Care Leadership」。常に消費者の皆さまのことを考え、信頼できる品質と明確なブランド価値とともに、美しくすこやかな素肌のためのスキンケアを提供しています。

http://www.nivea.co.jp/

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