良いものを届ける!どこよりも「自然」にこだわるラッシュの信念

更新日:2017/12/20

「ラッシュ」がオーガニック・コスメだと知っている人は多いですが、できる限り自然農法で作られた国内産の原材料で、全商品をハンドメイドで作っていることを知っている人は少ないかもしれません。そんな、本気で環境と人と動物に配慮したビジネスを実践しているユニークなブランド・ラッシュが、どのような想いで活動しているのか、株式会社ラッシュジャパンの田本可奈美さんにお聞きしました。

株式会社ラッシュジャパン

田本可奈美さん

ラッシュの香り高さは、環境への配慮によるものだった!

(スキンケア大学) 「ラッシュ」のお店の前を通ると、香りの高さとカラフルな商品が印象に残ります。ブランドのコンセプトとして、何か意味があるのでしょうか。

(田本) はい、そこには重要なコンセプトが表れています。ラッシュは香りが強め、と感じられる方も多いかもしれませんが、これはゴミになるだけのプラスチック製のパッケージで商品を包むことを、できるだけ止めたい、というブランドの考え方によるものです。余計な梱包をしないので、はだかのまま陳列されている商品も多いため、他のお店より香りを感じることが多いかもしれません。

ラッシュというブランドは、環境にできるだけ負荷をかけないあり方を実践し、また、環境に負荷のかかるあり方を本気で変えていこうとしています。ですから、プラスチック由来のパッケージは極力避ける、プラスチック由来のスクラブは使用しない、など、環境と人と動物への配慮を大事にしています。

自然への想いと、もう一つ「人をハッピーにする」ことも、ブランドコンセプトの一つです。人がハッピーになるカラフルな色だったり、エッセンシャルオイルの華やかな香りなども、とても大切にしています。環境への配慮と、人をハッピーにする想いという、ブランドコンセプトによって、ラッシュは「香り高く、カラフル」というイメージになっているのだと思います。

できるだけ自然農法で、国内産の農作物にこだわる理由は?

(スキンケア大学) ラッシュはオーガニックと言われますが、ブランドとして“こだわり”を持っている点を教えてください。

(田本) ラッシュは、創立者たちが「できるだけ自然な原材料を使って、お肌や髪に良いものを作りたい」という考えからスタートしたブランドです。環境と人と動物のすべてを傷つけない、みんながハッピーに生きていける原材料を厳選しています。原材料への“こだわり”は強くて、ハチミツ、カカオバターやシアバター、ラベンダー油、オリーブオイルや菜種油、野菜や果物などすべて、環境、人、動物に負荷がかからない形で採取されたものを使っています。

しかも“地産地消”です。ラッシュはイギリス発のブランドなので、イギリスで作った商品を日本に持ってきて販売していると思われがちですが、実は日本で販売する商品は「キッチン」と呼ばれる神奈川県の工場で作っています。工場に近い農家で作られた材料を使うこともあれば、採取する内容や旬の時期などによっては、北海道から沖縄まで、できるだけ日本で生産された材料で製造します。そこには、輸送距離が長いほど排出される二酸化炭素が多くなり、地球環境に与える負荷が増える、それを避けたいという考え方が、ラッシュにはあるからです。

さらに、地元の農産物を使うことで農業関係者の経済的発展や雇用の増加、地域コミュニティの促進など、さまざまな効果が得られると考えています。ただ商品を販売しているわけではなくて、いろんなことを考えている、ちょっと変わったブランドですよね。

世界中で統一した商品を作るには、ハンドメイドしかない!

(スキンケア大学) 世界のラッシュは、どのように商品の統一化をはかっているのですか。

(田本) 日本の商品は日本の農産物で、イギリスではイギリスの農産物で、アメリカではアメリカの農産物で…と、各エリアが可能な限り地産地消にこだわっていますが、ラッシュ共通のレシピはあります。ただ、野菜や果物の旬の時期や収穫される場所によっては水分量が異なるため、作り手であるシェフの目で確かめながら製造することで、商品の統一化をはかっています。ですから私たちは“ハンドメイド”にこだわっているんです。まさかと思われるかもしれませんが、本当に商品を1個1個ハンドメイドで作っているんですよ。商品には必ずシェフのシールが貼られていて、どのシェフが作ったかわかるようになっています。

その人の「なりたいお肌」に近づけるため、種類がいっぱい!

(スキンケア大学) そんな、こだわりの原材料から作った、商品の魅力を教えてください。

(田本) ラッシュでは、保湿クリームは8種類、洗顔料は10種類以上と、商品の種類がとても多いです。それは、人の肌にしろ髪にしろ、2、3種類に分類できるものではないからです。よくある乾燥肌用とオイリー肌用とか、そのような切り口で商品を開発していません。

その人の、「今のお肌の状態」と「なりたいお肌の状態」についてお聞きして、その上で商品をご提案するため、たくさんの種類が必要なのです。今のお肌の状態を改善するだけではなく、もう一つ重要なのは「どんなお肌になりたいか」です。みんなが“もちもち肌”を求めているわけではなく、“さらさら”や“健康的”など、人によって違いますから。今のお肌の状態から、なりたいお肌へ向かうために、その人のお肌には「ラベンダーとレモンの原材料が合っているのか、ハチミツがいいのか」など、スタッフの知識をもとに、商品を選んでご提案しています。

実は、ラッシュのギフトアイテムには、スキンケアやヘアケアの商品が入っていません。そこには、商品を実際にお使いになる方ご自身が、お肌の状態となりたいお肌の状態を、知識をもったスタッフに聞いていただき、本当に必要な商品に出会ってほしい、という想いが含まれています。

「肌荒れのこと、話して良かった!」その言葉がとても嬉しい

(スキンケア大学) たくさんの種類から、その人のお肌の状態となりたい肌に合った商品を選ぶには、スタッフの力が必要になりますね。

(田本) はい。一人ひとりのお肌や髪に合わせて商品を選んでいくので、スタッフは原材料の働きや、お肌や髪の構造や原理、商品がどのような原材料で作られたのかなど、豊富な知識をもっています。たとえば、「肌の乾燥が最近気になる」と言っていたお客様が、よくよく状態を聞いていったら、乾燥ではなく肌荒れだった…ということも少なくありません。そういう、自分ではわからない肌トラブルや、なりたい肌に向けて必要なお手入れ方法などを、スタッフと楽しく話しながら知ってほしいと思います。

「肌荒れのこと、正直に話してよかった!」や「時間をかけて話を聞いてもらえて嬉しかった」「スタッフと話して気持ちが明るくなった!」などのお客様からのメッセージを沢山いただきます。中には、その時は話だけを聞かれて、また戻ってきてくれることもよくあります。ラッシュのお店が一つのコミュニティになって、来てくださった方がポジティブになると、私たちも嬉しいです。

原材料や遊び心へのこだわりを、もっと発信していきます

(スキンケア大学) これからラッシュをさらに、どのようなブランドに成長させていきたいですか。

(田本)お客様がお店に来てくださるきっかけでは、やはり「オーガニックって聞いたから」とか「防腐剤が入っていないって聞いたから」と、言われる方も多くいらっしゃいます。そういう意味で、“ラッシュはオーガニック”というのは、認知されているのだと感じます。でも、一口に“オーガニック”と言ってもいろいろな考え方があって、おそらくラッシュほど徹底して自然農法の原材料、二酸化炭素排出量やプラスチックゴミの削減に本気で取り組んでいるブランドは少ないと思います。

環境や人、動物のことを考えて作られた“健康的な商品”が、“お肌にのる”ことの重要性を、今後はもっと伝えていきたいと考えています。オーガニックという言葉がイメージを良くするためだけに使われるのでなく、オーガニックという言葉が持つ真の意味として、自然農法にこだわった商品がどのようにお肌に良い影響を与えてくれるのか、また、原材料へのこだわりがどのように地球環境の保全に影響するのか、など、お客様がより理解し、商品を選ぶために必要な情報をもっとご提供していきたいです。

とはいえ、ラッシュは“遊び心”も大切にしています。アイスキャンデーのような見た目のヘアトリートメントや、お風呂がゼリー状に変化する海藻由来のジェリーボムなどもありますので、ぜひ一度お店をのぞいてみてください。

ブランド情報

ラッシュ

ラッシュは原材料にこだわっています。フレッシュでオーガニックなフルーツや野菜、高品質のエッセンシャルオイルから、より良い商品が作られると信じています。ラッシュはハンドメイドにこだわっています。自社で商品と香りを開発しています。原材料はベジタリアンまたはヴィーガン対応のもののみを使い、商品に製造年月日とシェフ名を明記しています。

ラッシュは合成保存料やパッケージは可能な限り使用しません。そして動物実験をしていないことを確認できた会社からのみ、原材料や資材を買い付けています。

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