座りっぱなしのとき、寝不足のとき、あるいは飲み過ぎたとき…むくみの原因は、私たちの日常生活の中にたくさんあります。鏡の前の自分の姿がむくんでいるということ、多いのではないでしょうか。ここでは、むくみに対して、日常気をつけておくべきことや意識的なケアをご紹介します。
心穏やかに、無理をしないこと
ベストコンディションを保つのがむくみの予防・解消に有効です。毎日の生活のなかで自分のペースを保ち、心穏やかに楽しく過ごせるのが一番といえます。ですが日常そうはいかないことも、よくあると思います。育児や介護に追われる、仕事が忙しい等々、自分の思い通りにいかないほうが多いかもしれませんね。そんな皆さんは、一日ひとつだけむくみにいい方法を実践してください。リラックス効果、ストレス解消効果のあるものなら、なおいいでしょう。
一日ひとつ。楽しく取り組む「むくみ改善方法」
日常生活でできるむくみ改善方法には、次のようなものがあります。
・温かいお風呂で体温を上げ、冷えないようにする
・カイロや暖房、厚着で「これでもか」というほどに温める
・ビールやコーヒー、紅茶を積極的に摂り、利尿作用を促す などなど
もちろん、どれもやりすぎは禁物です。ほどほどに楽しんで、むくみ改善に役立てましょう。
日常の気配りが大事
温かい飲み物や食事、ゆったりとした厚手の衣服、適度に暖かい室温…、日常生活のなかで、気配りできるポイントはいくつもあります。また、別の側面から考えれば、むくみは身体からのサインともいえます。不自然な姿勢で作業を続けたり、外気温・室温の低いところに長時間いたり、塩分を取りすぎたり…これらは習慣化すると身体に大きな負担をかけ、長年に渡れば腰痛や肩こり、ひいては生活習慣病として現れてくることも考えられます。
「またむくんでる!」と流してしまわずに、脚のむくみを感じたら、身体や心に無理がないか、振り返って考えるようにしてみましょう。そうすることによって、日ごろの不摂生やストレスに敏感になり、脚がむくみにくくなることに加えて、全身を健やかな状態保つことができるようになるでしょう。ただし、これらのことに気をつけてもむくみがひかない場合は注意してください。腎臓などに疾患を抱えている恐れがあります。専門の病院で検査してもらいましょう。
とくに、中高年の女性はリスクが高い傾向にあります。ご自身の他、周囲にそのような方がいらっしゃる場合、「むくみがひどい」「悩んでいる」と話していたら、気をつけるよう声をかけてあげてください。深刻な病気になる前に、少しのむくみを見逃さないことで命拾いできるケースも珍しくありません。健康と美のバロメーターとして、むくみを日々注目するようにしてください。むくみと上手につきあって、元気でストレスレスな毎日を!
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