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時期で違う、赤ちゃんに必要なスキンケアとは

更新日:2017.07.26
公開日:2013.06.01
ドクター画像
この記事の監修者
千春皮フ科クリニック 院長 渡邊千春

大人の肌とは少し違う赤ちゃんの肌。必要なスキンケアも大人と同じではないけれど、どうすればいいかご存知ですか?ここでは、ドクター監修の記事で、赤ちゃんに必要なスキンケアについて詳しく解説しています。

赤ちゃんの肌はキメが細かくふっくらしていてキレイですが、じつはとてもデリケートです。では、赤ちゃんのすこやかな肌を守るためには、どのようなスキンケアをしていけばよいのでしょうか?

大人の肌とは肌質が少し違っていますから、当然スキンケアで気をつけるポイントも違ってきます。大人がスキンケアで重視するのはフェイシャルケアですが、赤ちゃんでは、全身はもちろん、おむつで蒸れや刺激にさらされているおしりや股のケアも重要です。

私たちは足りない成分をさまざまなスキンケアアイテムで補いますが、赤ちゃんではあれこれ塗るというよりも、まずは清潔を保つことが急務となります。汗っかきで新陳代謝も活発な赤ちゃんの汚れやすい肌を清潔に保つこと! これこそが赤ちゃんのスキンケアの核となります。こちらでは、赤ちゃんの肌にぴったりのスキンケアについて、詳しくご紹介していきます。

生後3か月頃までのスキンケア

生まれて間もない頃の赤ちゃんは、お母さんの女性ホルモンの影響で皮脂の分泌が活発です。そして、皮脂の分泌が特に多いのが顔と頭部です。何はともあれ、毎日必ずお風呂に入れてあげること、これがスキンケアの第一歩です。入浴時間が長いのはNG、数分が適当ですが、そこでしっかりと皮脂汚れを落とすことが重要です。

まだ首も座らない赤ちゃんを入浴させるのはひと苦労ですが、顔を洗う際、ガーゼで顔をなぞるだけで済ませるのではなく、しっかり赤ちゃん用の石けんやボディーソープをおでこやほっぺにのせて、溜まった皮脂汚れを一掃してあげましょう。赤ちゃんは首やわきの下、おまたや手足の関節など、肌と肌がこすれあっているところがたくさんあります。汗や皮脂が溜まりやすい部分ですから、手指やガーゼを使って優しく丁寧に洗いましょう。

入浴での洗浄が不十分だと、顔や頭にカサついたり黄色っぽい油のかさぶたのような「乳児脂漏性湿疹」や「新生児ニキビ」などの肌トラブルを起こすことがあります。ほとんどの場合は、しっかり皮脂を落とすようにして、暑い時期ならばクーラーや除湿機で涼しくするなどの工夫でよくなります。

入浴後は、タオルで優しく押さえ拭きし、なるべく時間をおかずにベビーローションなどで保湿ケアをしましょう。

身に付けるものは、通気性がよく肌に優しいガーゼ地の肌着がおすすめです。汗をかいていたり、汚れがついていたりするようなら、こまめに着替えさせるなど、清潔を保つ工夫が大切です。

生後4か月以降のスキンケア

生後4か月を過ぎた頃から皮脂の分泌量が減少し、大人以上に乾燥しやすい状態になります。肌の乾燥に気を配り、保湿ケアに重点をおきましょう。

これまで通り、入浴時にしっかり皮脂汚れを落としてあげたうえで、入浴後のベビーローションなどのケアに、ベビーオイルを加えるのもおすすめです。また、どんどん活発になってくる赤ちゃんの、あせもやおむつかぶれを予防する意味でも、なるべくまめにおむつを交換し、服は大人より1枚少ないくらいの薄着を心がけるとよいでしょう。

また、離乳食が始まると口の周りも汚れますが、繰り返し拭くことで荒れてしまった場合には、まずは保湿ケアが大切です。

外出する際には、帽子やベビー用UVミルクなどで紫外線対策をきちんと行いましょう。

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