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制汗剤を使わないで汗を抑える方法

更新日:2016.12.09
公開日:2013.07.19
ドクター画像
この記事の監修者
すがわら皮膚科クリニック 院長 菅原由香子

夏の暑い時期、ワキの汗・ニオイ対策として多くの方が使用している制汗剤。でも、制汗剤がワキの黒ずみの原因となることも!?こちらでは、ドクター監修の記事で、制汗剤以外で汗・においを抑える方法をご紹介しています。

汗をかきやすい夏場は、エチケットとして毎日制汗剤を使っている方も多いと思います。少量で効果があればよいのですが、暑ければ自然と汗はかきますし、ニオイを気にする方は特に、何とはなしに近距離かつ大量に使用してしまっているケースも見受けられます。ワキは皮膚が薄くデリケートな部分ですが、ムダ毛の処理やニオイ・汗の問題、さらには黒ずみなどの肌トラブルと、悩みも尽きません。そして、制汗剤は、ワキのニオイと汗の問題を一手に引き受ける定番として広く使われていますが、これがデリケートな肌には刺激となり、黒ずみの原因になっていることがあるのです。

こちらでは制汗剤以外の、肌にやさしい汗対策をご紹介していきます。「ワキの黒ずみは解消したいけれど制汗剤は手放せない」という方は、ぜひご参考にしてみてください。

ワキ汗インナー・ワキ汗パッドを利用する

ワキ汗インナーは、男性用・女性用ともに、色々なタイプのものが市販されています。アウターに響きにくい工夫がされていたり、吸水性・速乾性に優れていたり、付随している汗取りパッドもさり気ないものから、安心のサイズでしっかり汗を吸収してくれるものまで、種類も豊富です。

また、汗ワキパッドも、衣類の内側に張り付ける使い捨てタイプのものや、洗濯して繰り返し使える抗菌・防臭加工のもの、ワキに直接張るタイプのものなど、多種多様です。汗やニオイが気になったら、日に何度でも交換できるところもメリットと言えます。洗濯して繰り返し使えるタイプのものには、ブラ紐に固定することでずれを防止したり、保冷剤を入れるポケットがついていたり、大量の汗にも対応できる大判タイプなど、年々進化を遂げています。

また、自分好みのサイズ・素材にこだわりたいという方は、ワキ汗パッドを手作りしてみるのもオススメです。基本的には、肌に触れる面にガーゼ地などの優しい素材、次に吸水性のよい素材(抗菌・消臭素材を使うと機能的)、最後に服にシミを作らないため防水性の素材を重ねて、ふちをバイアステープで挟んでぐるっと一周縫いあわせればできあがりです。低コストで簡単に作れますから、2枚を1セットとしていくつか作って携帯すれば、エコにも貢献できそうです。

食生活・生活習慣を見直す

日ごろの食生活や体調の良し悪しは、汗の質、においに如実に表れてきます。ベトついて臭い汗はよくないサインです。特に、ワキにはアポクリン腺が多く分泌していてにおいやすい部分です。偏食の自覚のある方はバランスのよい食事に、便秘がちの方は便秘を改善する、肉類中心の方は野菜の分量を増やすことでもにおいが改善されます。動物性タンパク質や脂質の摂りすぎはNGで、洋食よりも和食がオススメです。また、香辛料やアルコール、タバコも、汗のにおい改善にはマイナス要因となります。

一方で、腸の働きを促す乳酸菌や食物繊維を含む食材、ビタミンCやカテキン、ポリフェノールなどの抗酸化食品を積極的に摂取することで、においを抑えることができます。

そして、水分補給が不足しがちな方は、こまめに水分補給をしましょう。一見制汗とは逆行するようですが、適度に体を動かし十分に水分補給をしてたっぷり汗をかくという生活習慣が健康のためには望ましく、汗のにおいも軽減されます。よい汗をたくさんかいて、しっかり制汗する…これが肌にも健康にも最良です。

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