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乾燥肌は、保湿美容液で徹底保湿を!

更新日:2017.09.14
公開日:2013.07.24
ドクター画像
この記事の監修者
赤須医院 院長 赤須玲子

乾燥肌の方はきっと、保湿化粧水の大切さをよくご存じでしょう。しかし、確実に保湿を行うなら化粧水に加えて、美容液も重要なことをご存知でしたか?ドクター監修のもと、保湿美容液を使った乾燥肌の方向けの徹底保湿法をご紹介します。

乾燥肌の方はきっと、普段から化粧水を使ってケアを行っていることでしょう。しかし、確実に保湿を行うには美容液も重要であることをご存知でしょうか。ここでは、乾燥肌の方向けの保湿美容液を活用した保湿方法をご紹介します。

乾燥肌にとって、化粧水だけでは保湿は不十分

皆さんは、普段、美容液を使っていますか?乾燥肌の方に限らず、多くの方は化粧水を使用いると思いますが、実は化粧水だけでは万全の保湿とは言えないのです。化粧水の一番の役割は、肌への水分補給をして肌を整えることです。保湿効果がゼロというわけではないのですが、水に溶ける保湿成分は限られていることから、化粧水それ自体に保湿成分を大量に配合することはあまりありません。化粧水はそのメインの役割として、水分補給という枠から外れることはなく、保湿はあくまでサブの働きなのです。

一方、美容液は化粧水によって補給された水分の保持と、栄養補給という重要な役割を担っています。また、美容液には、肌のトラブルを改善するという役割もあります。化粧水で補われた水分を保持し、保湿を完璧なものにするためには、美容液が必要なのです。

乾燥肌にとり入れたい美容成分

肌が水分をキープできているのは、角質層に存在する細胞間脂質(セラミドなど)やNMF(天然保湿因子)、皮脂などの働きによるものです。しかし、細胞間脂質などの基本成分は年齢とともに減っていくため、美容液で補うことも大切です。ここでは美肌に欠かせない肌の構成成分などを中心に、乾燥肌におすすめの美容成分をご紹介します。

セラミド

細胞間脂質の主成分です。角質層の細胞と細胞の間で水分や油分を抱え込んで、肌の保湿機能を高めます。

コラーゲン

肌のみならずヒトの身体を形成するうえで欠かせない成分です。加齢によるコラーゲンの減少は、肌の乾燥や老化を引き起こします。

エラスチン

肌のなかでコラーゲン線維をつなぎとめるように支えている弾力線維です。肌に柔軟性を与え、シワやたるみを防ぎます。

ヒアルロン酸

肌の表面や角質層で水分を抱えこんで保湿する成分で、肌に塗るとNMF(天然保湿因子)に似た働きをします。

フラーレン

活性酸素を除去して肌の炎症を防ぎ、メラニンの産生を抑える効果や肌内部の保湿成分をサポートする効果などさまざまな肌悩みに効果が認められている成分です。乾燥やストレスなど外部からの刺激をブロックする肌のバリア機能を高める働きもあります。

乾燥肌の保湿美容液の使い方

保湿美容液の正しい使い方や、意外と知られていない基礎化粧品を使う正しい順番などを見てみましょう。

基礎化粧品の使う順番

保湿美容液は、化粧水で肌を整えた後に使い、乳液やクリームでその上からフタをするのが基本的な流れになります。化粧水で整った肌の上においては、美容液の有効成分がしっかりと浸透します。ただし、化粧水の前につけたほうが効果的な美容液も中にはあります。たとえば、化粧水の前に使うことによって古い角質を取りのぞき、その後の化粧水の浸透力が非常にアップするという美容液もあります。使う順番はその美容液が持つ働きによって異なるので、使用方法は必ず確認しましょう。

また、いくら保湿したいからといって、一度に大量に美容液を肌に水分を浸透させようとしてはいけません。肌の角質層に浸透できる美容成分の量は限られているからです。保湿美容液をつけすぎると、肌にもともと備わっている保湿成分である皮脂の分泌のバランスが崩れてしまう可能性もあるので、乾燥肌にとっては特に気をつけなくてはいけません。適量を使用するようにしましょう。

少量でも浸透力を高めることのできる、保湿パックもおすすめです。適当なサイズにカットしたラップやコットンに美容液を浸して、15分ほどパックをします。この保湿パックでは、普通につけるよりも浸透力がアップするといわれています。

高い水分保持機能を持つセラミド配合の美容液について知りたい方は、『セラミド配合美容液の正しい選び方・使い方』をご覧ください。また、乾燥肌におすすめのアイテムとして『シアバターの正しい使い方と注意点』もご参照ください。

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