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肝臓が弱ると皮脂が出る?皮脂コントロールと生活習慣

更新日:2017.04.19
公開日:2013.07.24
ドクター画像
この記事の監修者
赤須医院 院長 赤須玲子

毛穴の開きやニキビなどを引き起こす皮脂の過剰分泌。この皮脂の分泌は、生活習慣が深く関わっているのです。ここではドクター監修の記事で、生活習慣改善からできる皮脂コントロールについて解説します。

皮脂トラブルにはさまざまなケア方法がありますが、いくら皮膚表面のスキンケアをしても、皮脂の分泌をおさえる対策を取らなければ、状況が好転することはあまり期待できません。そこで、今回は生活習慣から行う皮脂コントロールの方法について見てみましょう。

注意!皮脂の過剰分泌を起こす悪い生活習慣

生活の中には、皮脂の過剰分泌を引き起こす、非常に多くの要因が潜んでいます。たとえば、運動不足からくる脂肪代謝不足や、暴飲暴食などの肝臓へ負担をかける行いです。皮脂分泌を過剰にさせる脂肪や油分の多い食事の大量摂取はもとより、胃腸消化不良、ホルモンバランスの異常、睡眠不足、タバコの吸い過ぎ、お酒の飲み過ぎ、不規則な生活など、すべて皮脂の過剰分泌の原因となっているのです。一つでも心あたりのある人は、その生活習慣を改善しましょう。

肝臓に負担をかける行いがなぜよくないかというと、肝臓は口から摂取した食べ物を処理する要の臓器だからです。食事から摂った栄養分は、胃や腸といった消化器官で消化された後、肝臓に送られて代謝されることで、体内で使えるようになります。つまり暴飲暴食やお酒の飲み過ぎなどで肝臓が疲れて働きが弱ってしまうと、脂肪の代謝も悪くなってしまうのです。

また肝臓は、皮脂の分泌を高める黄体ホルモンの処理にも関わっています。肝臓が弱ると、黄体ホルモンが増え、皮脂が過剰に分泌されてしまうのです。

皮脂コントロールによい生活習慣とは?

では、皮脂の分泌量をコントロールするには、どのような生活習慣を心がければよいのでしょうか。いくつかピックアップしてみましょう。

・適度に運動をする

・タバコを吸い過ぎない

・お酒を飲み過ぎない

・食事では、甘いものや油っぽいもの・刺激物などの取り過ぎに気をつける

・肝臓に負担をかける暴飲暴食などはしない

・睡眠を十分に取る

・毎晩決まった時間に早めに寝て、朝は決まった時間に早く起きるなど、規則正しい生活を心がける

・過労やストレスを避ける

一度ついてしまった生活習慣を一気に変えるのは難しいかもしれませんが、少しずつ改善していくことができるものばかりかと思います。皮脂コントロールのためにも、ぜひこれらを目安に、自分の生活習慣を見直してみましょう。

肝機能を助けたり、皮脂コントロールに役立つ栄養素は?

肝臓を正常に働かせて脂肪の代謝を高めたり、皮脂のコントロールに役立つ栄養素や食品をご紹介します。

<肝機能を助ける栄養素・食べ物>

肝臓は昼夜を問わず活動し、ウイルスを排除したりアルコールの処理をするなどさまざまな働きをこなしています。そんな肝臓の機能をサポートする栄養素をいくつかご紹介します。

ビタミンA、C、E

肝臓に送られてきた栄養分を処理し、各細胞にエネルギーを行き渡らせるためのサポートを行います。

多く含まれる食べ物・・・ビタミンAはレバーやうなぎ、ビタミンCはブロッコリーや緑黄色野菜、ビタミンEはごま、うなぎなど

良質なタンパク質

肝臓が解毒や代謝を行ううえで必要な酵素の生成に使われたり、傷ついた肝細胞の修復に使われます。

多く含まれる食べ物・・・大豆や豆腐、味噌、玄米、ごま、卵、【乳製品、肉、魚介類など

食物繊維

整腸作用で便秘を促し、有害物質を解毒して肝臓の負担を軽減します。

多く含まれる食べ物・・・緑黄色野菜、果物、海草など

<皮脂コントロールに役立つ栄養素や食べ物>

脂肪や糖質の代謝を高め、ニキビの改善をサポートする栄養素をいくつかご紹介します。

ビタミンC

代謝を高め、シミやそばかすの原因となるメラニン色素の沈着を抑制します。

多く含まれる食べ物・・・緑黄色野菜、果物、イモ類など

ビタミンB2

脂肪の代謝を促進し、皮脂の分泌を抑えます。

多く含まれる食べ物・・・緑黄色野菜や魚など

食物繊維

便通を促し、余分な脂肪や糖分を体外に排出します。

多く含まれる食べ物・・・緑黄色野菜、果物、海草など

DHA、EPAなどの不飽和脂肪酸

中性脂肪やコレステローチを下げ、脂肪の代謝を高めます。

多く含まれる食べ物・・・サバやイワシ、サンマなど青魚

甘いものや油っこいもの、刺激物は、皮脂の分泌を盛んにします。飽和脂肪酸を多く含むバターやラード、肉類、ショートニングなどは取り過ぎないよう気をつけましょう。

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