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秋にやりたい保湿美容ケア

更新日:2016.12.09
公開日:2013.08.27
ドクター画像
この記事の監修者
西麻布ヒフ・形成外科 院長 藤井佳苗

気候が穏やかでお肌にとっても過ごしやすい秋は、夏に受けた紫外線ダメージを回復し、冬の乾燥に備えて保湿ケアをしっかりと。ここでは、ドクター監修の記事で、秋のスキンケアのポイント「夏のダメージのリカバー」と「早めの保湿」について、ご紹介しています。

暑い夏や寒さの厳しい冬に比べると、比較的過ごしやすいのが秋という季節ですが、肌にとってもストレスの少ない時期といえます。秋といえば、「食欲の秋」、「読書の秋」などとさまざまなことに意欲的に取り組むよい時候ですが、スキンケアとしては肌を整える絶好のタイミングです。夏に受けた紫外線のダメージを少しでも和らげ、シミやシワとして残さないためのケアをしていきましょう。

夏場はどうしても日焼け止めやファンデーション、ウォータープルーフの化粧品など、落ちにくいものが多いため、クレンジングもしっかり落とせる洗浄力の強いものを使うこととなります。肌に必要な皮脂や水分も奪われがちとなり、さらに紫外線やエアコンによる乾燥で、お肌は乾ききっているかもしれません。夏に受けたダメージをリカバーするとともに、保湿ケアも念入りに行っていく必要があります。

夏のダメージをリカバー

夏の間、肌はさまざまなダメージを受けています。その最たるものが紫外線です。日焼け止めやUVカットの日傘やケープなどでガードしていても、知らず知らずのうちに、ダメージを受け、そのダメージは、着実に蓄積されています。紫外線はその日のうちにケアするのが理想ですが、後からでも蓄積してしまったダメージを緩和することは可能です。

紫外線対策は夏場をピークに、秋にさしかかると意識が低くなりがちですが、油断は禁物です。肌内部の真皮にまで届きシミやシワの原因ともなるUV-Aは季節を問わず降り注いでいます。そして、UV-Aよりも有害性が強く日焼けの原因となるUV-Bも、秋になって多少弱まりはしますが、ゼロになるわけではありません。

夏場に引き続き、外出時の紫外線対策を怠らないことと、朝・晩のスキンケアではハイドロキノンやビタミンC誘導体など、紫外線によるシミを薄くしたり解消したりするのに効果の期待できる有効成分を積極的に取り入れたケアがオススメです。肌のタイプや程度にもよりますが、ちょっとした肌のくすみやシミなら、根気よくケアすることでリカバーすることも可能です。

とにかく保湿

スキンケアの基本ですが、この時期にしっかり保湿をしておくことが、色々な意味で大切です。夏に受けたダメージを和らげるのにも、冬本番に備えるのにも、早めの保湿が功を奏します。しっかり保湿をしておけば、肌のダメージの修復も効率的に進み、キメの整った健康的な肌へ導かれます。毎日朝・晩の2回、洗顔後に保湿を意識したスキンケアをしていきましょう。

保湿成分としては、ヒアルロン酸やセラミド、プラセンタ、アミノ酸、イソフラボン、グリセリンなど、さまざまな成分が知られていますが、作用の仕方も、働きかける場所もさまざまです。それぞれに働きがあるため一概には言えませんが、肌の一番外側の表皮の中で水分量が多く、また失われやすい角質層の角質細胞間脂質「セラミド」を補うのも、効果的な方法の一つです。

また、セラミドをはじめ、肌自体に備わっている「保湿因子」はいくつもあり、肌の潤いを保つ働きがあります。外から補う保湿もしながら、しっかり睡眠をとるなど肌自体が健康的に保たれるよう、生活習慣からもサポートしていくとよいでしょう。乾燥が厳しくなる冬を待たず、早めの保湿を心がけましょう。

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