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美白成分の種類とシミの予防効果がある化粧品の選び方

更新日:2018.03.02
公開日:2013.11.15
ドクター画像
この記事の監修者
美容皮膚科エルムクリニック広島 院長 相原一仁

美白化粧品に含まれている美白成分には様々なものがありますが、厚生労働省が「医薬部外品」として認可している美白成分というものがいくつかあります。ここではドクター監修の記事で、美白成分による美白化粧品の選び方について解説します。

美白におすすめ!有効成分の働き

美白成分が持つ作用は、大きく分けて以下の2つに分けられます。

  • メラニン生成抑制作用(シミやくすみの元となるメラニンを作らないようにする働き)
  • メラニン還元作用(既にできてしまっているシミやくすみを薄くする働き)

また、メラニン生成抑制作用は、さらに次の2つに分けられます。1つはメラニンを生成するチロシナーゼという酵素の活動を抑制する方法。もう1つは、メラノサイトに指令を出す情報伝達物質の働きを阻害する方法です。

厚生労働省認可の美白成分の種類

下記の表は、先に挙げた厚生労働省認可の美白成分を、その働き別に分類したものです。

メラニン生成抑制に効く

(1)メラニンを作る酵素チロシナーゼの活性化を阻害する成分

  • ビタミンC誘導体
  • アルブチン
  • コウジ酸
  • エラグ酸
  • ルシノール
  • リノール酸
  • 4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)
  • マグノリグナン
  • プラセンタエキス

(2) メラノサイトに指令を出す情報伝達物質の働きを阻害する成分

  • カモミラET
  • トラネキサム酸
  • t-AMCHA

メラニン還元作用のあるビタミンC誘導体

  • ビタミンC誘導体

 

美白化粧品の選び方|化粧水・美容液・乳液など

美白化粧品は、どのように選ぶのがよいのでしょうか。

「今はシミやくすみはないけれど、予防のために美白したい」という場合には、メラニン抑制効果のある美白成分を含んだ化粧品、「すでにできてしまっているシミやくすみを消したい」という場合には、還元効果のある美肌成分を含んだ化粧品を選びましょう。

医薬部外品として厚生労働省の認可を受けた美白成分の入った美白化粧品は、効果も期待できますし、安心感もあります。また、医薬部外品として認められているということは、シミやくすみ、そばかすなどのお肌に対する改善効果が、臨床的に実証されていることを意味します。

美白化粧品を選ぶ際には、成分を確認して、厚生労働省認可の美肌成分が入っているものを選ぶのが、もっとも安心で効果を期待できるといえるでしょう。

美白化粧品の注意点

ただし、気をつけなければならないのは、あくまで医薬部外品だということです。

医薬部外品の美白化粧品は、その美白効果が、誰にでも必ず認められるというものではなく、「効果が期待できる」という程度のものです。医薬品のようにその効果が完全に認められているわけではないのです。

また、肌タイプによっては、刺激を受けてしまう場合もあるので、使用中のお肌に異常が表れた場合には、すぐに使用を停止しましょう。

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