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冬を快適に過ごすために、塗り薬の効果を最大限に生かす方法

更新日:2016.12.09
公開日:2013.12.17
ドクター画像
この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

アトピーの方にとって乾燥する冬は、症状が悪化しやすい時期。徹底した保湿ケアを行うことが重要になるのですが、具体的にどのようにすればいいのでしょうか?ここでは軟膏とクリームについての使い方を、ドクター監修の記事でお届けします。

アトピーの方にとって、乾燥する冬場はつらい季節です。塗り薬でのケアは基本ですが、アトピーのケアに使われる塗り薬には、「軟膏」と「クリーム」の2種類があり、その性質はそれぞれ異なります。そして、塗り薬の使い方はシンプルですが、その使い方にはコツがあります。 こちらでは、それぞれの塗り薬の効果を最大限に生かす方法をご紹介します。これから冬本番を迎えますが、快適に過ごすための一助になると幸いです。

軟膏の特徴と使い方

軟膏薬の主成分はワセリンという天然のオイルです。炎症を抑え、乾燥から肌を守る保湿効果に優れています。また、炎症を抑えることで、炎症からくるかゆみにも効果的です。ただし、軟膏自体に水分は含まれていません。よって、すでに肌が乾燥している場合は、外部からの刺激によるかゆみに対する効果は期待できないのです。

軟膏を使う時のポイントは、化粧水などであらかじめ十分に水分を補ってから、軟膏を塗ることです。「保水」と「保湿」は違います。軟膏に保水効果はないということを押さえておきましょう。

クリームの特徴と使い方

クリームは、油分に水を加えて乳化させているため、軟膏と違って水分もある程度含んでいます。そのため、ベタつきが少なく使用感がさらっとしていて、成分が肌に浸透しやすいという特徴があります。ただし、浸透しやすい反面、使用後の保湿効果は十分とは言えず、肌表面から水分が蒸散しやすい状態となります。 クリームを使う時のポイントは、クリーム使用後に、十分な保湿ケアをすることです。

掻き壊しや炎症が強い場合は保護が第一!

すでに掻き壊してしまったり、炎症が強かったり、あるいは感染症を引き起こしている場合、慎重にケアする必要があります。「これ以上ひどくしたくない」、「早く改善したい」という一心で、あれこれと薬を盛るのはあまりよくありません。特に、掻き壊してじゅくじゅくした肌の状態では、肌を保護することを第一に考えたスキンケアがよいでしょう。保水と保湿をしっかりおこなった上で、包帯やカット綿などによる保護も有効です。

塗り薬によるスキンケア~まとめ~

アトピーのケアになくてはならない塗り薬ですが、他のスキンケアアイテムとも組み合わせて使用すると思います。ここで気をつけたいのが使用する順番です。基本のスキンケアと同様ですが、保水をしてから保湿、そして必要があれば最後に保護という順番を守ることが大切です。正しい手順を踏み、他のスキンケアアイテムとうまく組み合わせることで、塗り薬の効果も高まり、乾燥の冬も乗り切れるはずです。

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