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二の腕のブツブツ

「毛孔性苔癬」の皮膚科治療

更新日:2016/12/09 公開日:2014/03/05

毛孔性苔癬

二の腕や肩、太もも、背中などの毛穴に角質が詰まり、ぶつぶつした丘疹(きゅうしん)が発生する毛孔性苔癬(毛孔角化症)。良性疾患のため放置しても健康上に重大な問題を引き起こしたり、他人に感染するようなことはありません。ですが見栄えの問題から、深刻に悩んでいる方も多くいます。

この毛孔性苔癬(毛孔角化症)の皮膚科での治療法について詳しく説明します。

※毛孔性苔癬の自宅でのケア方法については、『二の腕のぶつぶつ「毛孔性苔癬(毛孔角化症)」の原因と対処法』をご参照ください。

毛孔性苔癬(毛孔角化症)の一般的な治療方法(保険適用)

保険治療では、一般的に以下のような治療や薬の処方が行われます。

(1)肥厚した角質を除去する外用薬の処方

角質を溶解する作用のあるサリチル酸や尿素が配合された軟膏やクリームが処方されます。尿素やサリチル酸には角質溶解作用があり、余分な角質を取り除く効果があります。

(2)保湿剤の処方

ヘパリン類似物質(製品名ではヒルドイド(R)など)などが配合された保湿剤が処方されることがあります。
乾燥は毛孔性苔癬の悪化因子で、乾燥すると角化がより進みやすいため、保湿をしっかり行うことはとても重要です。

(3)漢方薬の処方

クリニックの中には、ドクターの判断により漢方薬を処方するところもあります。
最も一般的に処方されるのがハトムギ(ヨクイニン)です。ハトムギ(ヨクイニン)はイボやニキビなどの角化症に効果がある漢方薬です。

毛孔性苔癬(毛孔角化症)のその他の治療方法(保険適用外)

保険適用外の治療には、以下のようなものがあります。

(1)ケミカルピーリング

皮膚の表面に酸性の薬剤を塗布して、皮膚表面の角質や毛穴に詰まっている角栓を溶かして除去する治療法です。ケミカルピーリングで主に使われる酸は、グリコール酸やサリチル酸、乳酸、リンゴ酸などのフルーツ酸(AHA)です。ドクターは皮膚や毛孔性苔癬の症状、肌質などによって使用する薬剤を選び、濃度や塗布時間を決めます。

(2)レーザー照射

毛孔性苔癬の治療で使われるレーザーには、以下のようなものがあります。

  • アレキサンドライトレーザーなどの脱毛レーザー:毛孔性苔癬は毛穴に角質と一緒に毛が詰まっていることが多く、脱毛を行うことで毛穴を詰まりにくくします。
  • フラクセル:毛孔性苔癬が発生している皮膚を新しい皮膚に入れ替えることで症状を改善するレーザーです。1回の照射で約10~20%の皮膚が再生します。

(3)ダーマローラー

とても細い針が付いたローラーで皮膚に見えない穴を開け、創傷治癒の力を利用し肌再生を促す治療法です。穴を開けた後にグロースファクター(成長因子)を塗布し、より肌の再生を促す場合があります。

保険治療と保険適用外のメリット・デメリット

保険治療のメリットは、何と言っても費用面の負担が軽いことです。しかし保険治療で比較的早く効果が出る人もいますが、なかには毛孔性苔癬が一向に改善しない場合もあります。

保険適用外の治療は費用は高くなりますが、比較的短い期間で改善するケースが多いのが特徴です。「1日も早く改善したい!」と言う場合は、保険適用外の治療法についてドクターに相談してみましょう。

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