最近ではどこでも見かけるようになった、温水洗浄便座のビデや使い捨てのビデ。デリケートゾーンのケアにとても便利ですが、使い方を間違えると膀胱炎など病気の原因になる可能性があります。ここでは、ビデの正しい使い方についてドクター監修の記事でお伝えします。
ビデが誕生したのは18世紀
最近ではほとんどの洋式トイレについている温水洗浄便座。ビデの歴史は意外と古く、現在のような形のビデが生まれたのは18世紀であるといった説もあります。昔の人にとっても、それだけ陰部を清潔に保つことが重要だったということかもしれません。
温水洗浄便座は使い方|トイレットペーパーで押さえるように拭く
温水洗浄便座は、使い方を誤ると病気の原因になる可能性があります。正しい使い方を知っておきましょう。
ビデを使うのが習慣化していると、排尿後になんとなく温水洗浄を使っている、という人も多いのではないでしょうか。排便後用のウォシュレットを排尿後に使うと、勢いが強すぎて、周囲の菌を尿道内に押し込んでしまい、これが原因で膀胱炎になってしまうことがあります。
ビデを使う場合は、排尿後にビデでやさしく温水を当て、トイレットペーパーで押さえるように拭きましょう。温風がついている場合も、いきなり温風をあてるのではなく、トイレットペーパーで拭いてからにしましょう。
また、ウォシュレットのビデはあくまでも外陰部を清潔にするためのもので、膣内を洗うようにはできていません。そのため、膣内の洗浄にビデの温水を使うのはおすすめできません。
膣内洗浄に!生理用品の携帯用ビデの使い方
「生理があと少しで終わりそうなのだけど、なんとなく気持ちが悪い」といったときなどは、携帯用ビデを使うのがおすすめです。
経血などの生理の残留物が残っているときや、ストレスなどで抵抗力が落ちて膣内に細菌が繁殖しそうなとき、衛生面のよくない場所への旅行、おりもののケアなどに、携帯用ビデが役立ちます。
ただ、洗いすぎると、やはり善玉菌も少なくなってしまうので、膣内環境にとってマイナスになります。携帯用ビデの水は精製水で、中にはAg(銀)配合でさらに制菌作用をうたったものなどがあります。ノズルの形もメーカーによって少しずつ違うので、自分に合ったものを探してみてください。
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