ニキビ跡を改善するためには、皮膚の再生を促すことがとても大切です。そこで注目したいのは、スキンケアの基本である洗顔です。古い角質を取り除くピーリング石鹸を適切に使うことで、肌のターンオーバーを促進することができます。
ピーリング石鹸は、ドラックストアで手軽に手に入りますが、肌表面の古い角質をはがすことに変わりはありません。自宅でピーリングをした後は、しっかりと保湿すること、刺激を与えないこと、紫外線対策を万全にすることを忘れないようにしましょう。また、やりすぎは肌を衰えさせてトラブルが起こりやすくなるます。それぞれの石鹸の使用用法を守って、肌の状態を見ながら行いましょう。
ニキビ跡予防に効果的なピーリング石鹸の成分
ピーリング石鹸には、グリコール酸やフルーツ酸(AHA)、サリチル酸(BHA)など、酸性の成分が配合された石鹸があります。この石鹸を使って洗顔することによって、肌に残っている古い角質を取り除き、ターンオーバーを促進することができます。
ピーリング石鹸で洗顔するときの注意点
「古くなった角質を取り除いた方が良いのはわかるが、どのくらい使えば良いのかがわからない」という方は多いかと思います。推奨される使用頻度や使い方などは商品によって異なりますが、頻繁に使い過ぎて逆に肌を傷つけることがないよう、使い方の目安を知っておきましょう。
ピーリング石鹸の最適な使用頻度
やさしい成分とはいえ、酸によって古くなった角質層を除去するものであるため、使いすぎにはくれぐれも注意しましょう。まずは、週に1回から始め、様子を見ながら3日に1回ぐらいまで増やしていくとよいでしょう。とはいえ、使用頻度は配合された成分によって違うので、それぞれの石鹸の用法を守って使うことが大切です。
ピーリング石鹸で洗顔をする際の注意点
肌への摩擦を最小限に抑えるために、できるだけきめの細かい泡を作ることが大切です。メレンゲ状の泡にするのが理想的なので、できるだけそれに近づけるようにしましょう。ニキビ跡など、気になる部分にやさしく泡をのせ、しばらく待ちます。メーカーが推奨する待ち時間(多くが30秒~2分程度)や使用法を守りましょう。このとき、目の周りや唇など、皮膚の薄い部分にピーリング石鹸の泡が付着しないように注意してください。また、効果を出したいからといって推奨されている時間以上に泡をのせることのないようにしましょう。
最後に、ぬるめのお湯でやさしく洗い流します。すすぎ回数の目安は20回です。生え際にも泡が残らないように注意しましょう。
ピーリング石鹸で洗顔した後に気をつけること
角質を除去した肌は角質層が薄くなっているため、肌の水分保持力が低下しています。普段より保湿をしっかりするよう心がけましょう。また、紫外線が皮膚内部に入りこみやすくもなっているので、紫外線対策も念入りに行いましょう。
ピーリング後からも引き続き行いたいスキンケアの方法は、『ニキビ跡を治すスキンケア方法のポイント』をご覧ください。
いかがでしたか。ピーリング石鹸について正しく理解したうえで、ニキビ跡の改善に役立ててください。
ピーリング石鹸以外のニキビ跡を改善する化粧品について詳しく知りたい方は『ニキビ跡の種類と効果的な化粧品の選び方』の記事をご覧ください。
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