美容・健康の悩みを少しでも解消し、前向きな毎日を提供する

更新日以降、情報の更新が停止しております。
内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。

どうにかしたい!髪の毛のパサつき、乾燥、フケを改善する方法

更新日:2017.02.28
公開日:2014.05.01
ドクター画像
この記事の監修者
マブチメディカルクリニック 院長 馬渕知子

髪の毛のパサつきや乾燥、フケといったトラブルは、パーマやカラーリング等のダメージ、栄養不足や老化など、さまざまな原因が考えられます。ここでは、髪のパサつきやフケなどトラブルの原因や対処法を、ドクター監修のもと解説します。

髪の毛は頭皮から生まれるものです。そのため、頭皮が健全でないと、髪の毛は健康で美しくはなりません。髪の毛のトラブルの原因が食生活や生活習慣にあるケースは多く見受けられます。

また、パーマやカラーリング、刺激の強いシャンプーなどによって頭皮と髪の毛の両方にダメージがあると、頭皮と髪の毛の両方にトラブルが発生してしまう場合があります。

まずは原因を把握し、適切にケアしていきましょう。

髪の毛のパサつきやフケの原因(1)乾燥

健康な頭皮の角質部の水分率は約15~20%程度で、水分率が10%以下になると「乾燥した状態」となり、角質層がはがれやすくなって、水分保持力やバリア機能が低下します。

すると、頭皮の角質層を厚くしようと角化(ターンオーバー)が早まり、未熟な角質層が次々と生み出されるようになります。角化が早まることで、さらなる乾燥やフケ、かゆみが発生しやすくなってしまいます。

髪の毛は、健康な状態だと12~13%が水分ですが、約7%を下回るとパサつきや乾燥が発生しやすくなると言われます。髪の毛は乾燥すると、表面のキューティクルがはがれてくるので、その部分から水分が逃げ、さらに乾燥が進みます。

髪の毛のパサつきやフケの原因(2)外部からのダメージ

パーマやカラーリング剤の開発が進み、頭皮や髪の毛へのダメージが少ないものが増えてきたとはいえ、やはりまったく傷まないということはありません。上述のように、頭皮や髪の毛が乾燥していてダメージがあると、薬剤によってさらに悪化してしまいます。

特に頭皮は、健康な状態なら問題のない薬剤でも、角質層のバリア機能が落ちている状態では刺激となり、接触性皮膚炎を発症する場合があります。皮膚炎によってかゆみやフケが増加し、掻いてしまうことでより頭皮が傷んでバリア機能が低下する、という悪循環にならないよう、注意が必要です。

髪の毛のパサつきやフケの原因(3)栄養不足

肌と同様、頭皮や髪の毛の主成分はタンパク質です。健康な頭皮と髪の毛を保つためには、しっかりタンパク質を摂取する必要があります。また、頭皮や髪の毛の新陳代謝には、ビタミンやミネラルなど、さまざまな栄養素が必要です。

生命を維持するためには内臓や脳がもっとも重要腕あるため、栄養は優先的に内臓にまわってしまいます。そのため、栄養を十分に摂取できていないと、後回しとなった頭皮や髪の毛に必要な栄養が届かず、トラブルに弱い状態になることがあります。

髪の毛のパサつきやフケの原因(4)生活習慣や体調不良

睡眠不足や喫煙などの生活習慣も、頭皮や髪の毛に大きな影響を与えます。また、ストレスによる自律神経の乱れも頭皮や髪の毛にとっては大敵です。頭皮の乾燥や髪の毛のパサつきの原因となります。また、運動不足などによる血行不良も、言うまでもなく頭皮や髪の毛に悪影響を与えます。

髪のパサつきやフケへの対処法

このように、髪の毛のパサつきやフケにはさまざまな原因があります。これらを改善する方法を見ていきましょう。

正しい頭皮ケアをする

シャンプーの仕方が間違っている人は意外と少なくありません。間違った方法で頭を洗い続けていると、もともと頭皮にあるはずのうるおいをわざわざ自分で取り去り、乾燥を招くことになります。以下のような点に注意し、正しいヘアケアを行いましょう。

  • 頭皮にやさしいシャンプーを選ぶ
  • 正しいシャンプーの方法を実践する
  • ドライヤーは髪から離して短時間で乾かす
  • シャンプー後にローションなどで保湿をする

たったこれだけのケアをするだけで、頭皮のうるおいは見違えるほど取り戻すことができるはずです。

※頭皮の乾燥対策について詳しくは『頭皮・地肌の乾燥対策に効果的な方法は?』をご参照ください。

パーマやカラーリングはなるべく控える

頭皮や髪の毛にダメージを与えるパーマやカラーリングは、特に頭皮にトラブルがある時にはなるべく避けるようにしてください。まずは頭皮を健全な状態に戻し、それからパーマやカラーリングを楽しむようにしましょう。

なるべく帽子をかぶって出かける

髪のパサつきは、頭皮の老化が原因であることもあります。紫外線に当たると髪はダメージを受けますし、頭皮も同様です。極力帽子をかぶって直射日光に当たらないようにすることで、髪のダメージも頭皮の老化も抑えることができるでしょう。

一番大切なのは生活習慣

髪の毛も頭皮も、健康を維持するためには生活習慣が大切です。不規則な生活や睡眠不足は自律神経を狂わせ、新陳代謝を悪くします。偏った食事も、髪への栄養が足りなくなって、うるおいを失わせることに繋がります。

フケ対策にも!正しい髪の洗い方

それでは、正しい洗髪方法をご紹介します。フケなど髪や頭皮のトラブルを防ぐために、ぜひ実践してみましょう。

まず、シャワーで髪を濡らす前に軽くブラッシングをして毛髪の絡まりをほどき、ある程度の汚れを取り除いておきます。

シャンプーはできるだけ少なめに手に取り、手のひらで泡立てます。このとき、シャンプーを直接頭皮につけないようにしてください。頭皮をマッサージするように、爪を立てず、指の腹でゆっくりと洗いましょう。

洗い流す際は、すすぎ残しがないように、頭皮や毛穴まで丁寧にすすぎましょう。

リンスやトリートメントは、毛先につけてから髪全体に行きわたるように伸ばします。

洗髪後は必ずドライヤーで乾かしましょう。ドライヤーの前に軽くタオルで拭いておくとドライヤーをあてる時間を短縮できます。

髪を洗う際の注意点

シャンプーで汚れや皮脂をきれいにしようと回数を増やしたり、ごしごしと洗ったりしないようにしましょう。基本的に洗髪は1日1回で十分です。洗い過ぎは皮脂を過剰に分泌することがありますので洗い過ぎには気をつけましょう。

オススメ記事

  • 関連するオススメ記事がありません。

スキンケア基礎講座