骨盤底筋とは
骨盤底筋とは子宮や膀胱などの内臓を支える、骨盤の底にあるハンモック状の筋肉。腸骨尾骨筋・恥骨尾骨筋・恥骨直腸筋から成る肛門挙筋を中心に骨盤隔膜、その骨盤隔膜の欠けた前の部分を閉じる尿生殖隔膜(深会陰横筋)、球海綿体筋(膣括約筋)、2つの外肛門括約筋で構成されたものの総称を骨盤底筋と言います。
最近、話題になっていますが、尿漏れや頻尿などのトラブルに悩む女性がとても多いです。これは、出産や加齢などで骨盤底筋が衰えることによるもの。デスクワークが長時間続く方も、骨盤底筋がゆるみがちなので注意が必要です。
身体の表側にあるアウターマッスルの衰えは目に見えやすいのですが、骨盤底筋はインナーマッスルであるため、動きも意識されにくく機能の衰えになかなか気づけません。セルフチェックの方法は『あなたは大丈夫?デリケートゾーン老化度チェック』で解説していますので、時々自分でチェックしてみてください。
ボディラインにも影響
骨盤底筋を鍛えることは尿漏れなどのトラブル解消だけでなく、ボディラインを美しく保つことにも繋がります。また慢性的な腰痛や肩こり、猫背で呼吸が浅くなっていることにも影響があるとも言われています。
骨盤底筋は腹筋や背中の筋肉、太ももの内転筋群に繋がる筋肉。骨盤底筋を鍛えることで、これらの筋肉に力が入りやすくなり身体の軸が安定します。さらにウエスト周りが引き締まったり、姿勢が良くなったり、ヒップアップ効果もあると言われているので、骨盤底筋を鍛えないわけにはいきませんね。
最近では、骨盤底筋が鍛えられる様々なグッズも販売されています。テレビを見ながらできるような簡単なエクササイズもありますので、詳しくは『簡単!骨盤底筋群を鍛える運動』をご覧ください。
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