生理とデリケートゾーンのケア
実は生理用品が原因かも!生理中のデリケートゾーンの肌トラブル
更新日:2017/06/14 公開日:2014/07/01
この記事の監修ドクター
スキンケア大学参画ドクター
ナプキンによる摩擦とムレに注意
デオドラント効果のあるものや、肌に優しいタイプなど、使い捨てナプキンはどんどん進化しています。でも、残念ながら、生理用品が原因でかぶれる人は少なくありません。
一般的に「紙ナプキン」と呼ばれる使い捨てナプキンは、素材がポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、高分子吸収体といった石油由来のものが多く、デリケートな肌が苦手とする素材がほとんど。これらの素材が長時間デリケートゾーンに密着し、肌に擦れたり、ムレることで肌の弱い方などは炎症を起こし、かゆみや赤みなどが起こります。
生理中の肌トラブルは、赤ちゃんのおむつかぶれと同じ原理だと考えるとよいでしょう。
通気性のよいナプキンも市販されてはいますが、それでもナプキンをしているときはナプキンをしていないときより、1.3~2倍もムレやすいといったデータもあります。
例えば、夏になって汗をかきやすくなると、いつもと同じストッキングをつけているのに、ゴムがあたる部分で炎症を起こすといったことはありませんか? 湿度が高い、汗をかく状態になると、肌はデリケートになるのです。
肌トラブルには「布ナプキン」も
ナプキンはさまざまなタイプを試して自分に合ったものを見つけるのが一番良いのですが、紙ナプキンがどうしても合わないという方には、綿100%の布製のナプキンを使うという方法もあります。
生理中の肌トラブルの主な原因は「ムレ」によるもの。布ナプキンは紙ナプキンに比べて通気性が良いのが特徴です。また、布ナプキンのほうが肌触りも優しいので、摩擦による刺激も減らすことができます。
洗う手間や外出時に不安もあるかもしれませんが、今は布ナプキンの種類も豊富で関連グッズもたくさん用意されています。布ナプキン用の消臭バッグも売っているので、外出先での交換も心配ないでしょう。
使い捨ての紙ナプキンに合うものがない方は、このような布ナプキンを試してみることもオススメです。
あわせて読みたい
生理とデリケートゾーンのケア
-
女性の生理中のきつい臭いの原因|本当の経血は無臭?
-
ナプキンとタンポンはどう違うの?その使い分け方
-
洗い方は?取り出す頻度は?月経カップの正しい使い方
-
プールは大丈夫?タンポンが使えるのはこんなとき
-
タンポン初心者が知っておくべき基礎知識・注意点
-
布ナプキンが生理痛の緩和にもいいって本当?
-
生理中、膣が痛いのはなぜ?
-
生理時のきついにおいの原因と対処方法について
-
生理が終わりかけの時の臭いや茶色い血液が出る原因と対策方法
-
新しい種類も!進化を続ける生理用品
-
使い方間違っている?タンポンを入れると痛い原因と正しい使い方
-
知ってる?布ナプキンの正しい使い方とその魅力
-
ナプキンかぶれを放っておくと危険!効果的な薬と正しいケア方法
-
生理中の臭いの原因と対処方法でのデリケートゾーンケア
-
生理中・生理前後のデリケートゾーンのお手入れ方法
-
生理の終わりかけの臭いや茶色の経血は病気が原因?正しいケア方法
-
生理の悩みがこれで解消!?月経血コントロールとは
-
生理中の黒い血って大丈夫?経血の色や量がいつもと違う原因と対処法
-
生理の経血(出血)量が少ない原因と知っておきたい対処法
-
カンジダは生理中に再発しやすい?その原因と対処法
-
生理ナプキンの正しい使い方と起こりうるトラブル・対処法
-
おまたがかゆいのはナプキンのつけ方に問題あり?
-
かんたんチェック
デリケートゾーンの老化度、ゆるみ度セルフチェック
-
かんたんチェック
魅惑の膣美人度チェック
-
-
-
-