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美白化粧品の選び方(6)パック

更新日:2016.12.15
公開日:2014.06.01
ドクター画像
この記事の監修者
銀座スキンクリニック 院長 坪内利江子

肌の美白ケアのひとつとして、パックを利用している方は多いでしょう。ですが、効果的な方法や気をつけるべきポイントなどはご存知でしょうか?この記事では、ドクター監修のもと、美白を目的としたパックの効果と利用法をご紹介します。

美白化粧品

シート状マスクで美白ケア

パックには大きくわけて、「ピールオフタイプ」「洗い流すタイプ」「シート状マスク」の3つがありますが、美白パックではシート状マスクが多く見られます。

シートマスクには、あらかじめシートに美白成分がたっぷりと浸透させてあります。10分程度顔にのせておくだけの簡単ケアというのも魅力。シート状のマスクで肌を覆うことで有効成分が肌に密着して角質層を膨潤させることで、より浸透しやすくなるのです。

ローションをコットンに含ませてコットンパックもできますが、肌への刺激とならないようにローションはたっぷり多めに染み込ませましょう。また、コットンの線維が顔に残ると刺激になるので注意しましょう。最近は、セルフパック用にコイン型のシートが売られているので、それを利用するのもいいですね。

効果的なパックとは?

シートマスクは、通常のケアよりも有効成分が浸透しやすいので、刺激の強すぎる成分が含まれているものは避けたほうが無難。添加物の少ないものを選んでください。また、複数の成分が含まれているものでパックするよりも、ビタミンC誘導体などの美白成分を集中的に補うほうが、肌トラブルが起こりにくく、効果が実感しやすいでしょう。

また、あらかじめパッチテストをするか、すでに使ったことがある化粧水でパックするのがオススメです。日焼け後や生理前は肌が敏感になっているので、パックの成分選びには気をつけて。

浸透を良くさせるためには、マスクの上からさらにプラスチック製フィルムでラップすると効果的です。

「長時間おいたほうがより美白成分が浸透するのでは?」と思い、シートマスクを1~2時間も顔につけているという人がときどきいます。これは、実は逆効果。マスクが乾いてくると、逆に肌の保湿成分や水分がマスクに奪われていきます。所定の時間を守って、マスクが乾かないうちにはずしましょう。

イオン導入器の併用

イオン導入器を使って、美白成分を浸透させるという方法もあります。イオン導入とは、成分をイオン化して微細な電流を流すことで、皮膚への浸透を促すしくみ。わずかな電流なので、とくに肌に刺激を感じるということはありません。

最近の家庭用の機器は、同時に超音波導入がついているものも少なくありません。これは超音波の振動で成分を皮膚に入れていく仕組み。超音波の周波数は、高い方が効果が上がるように思えますが、実は1メガHzよりも20キロHzのように低い方が導入には効果が高いです。

美白ケアでは、ビタミンC誘導体を使ったイオン導入がよく行われています。一方、プラセンタなど、イオン化が不確実なものは、超音波導入ができる機器のほうがいいですね。

また、お風呂あがりの血行が良くなっているときにお手入れすると、より高い効果が期待できます。とくに紫外線を浴びやすい春~夏にかけては、美白パックやイオン導入器を使ったお手入れをときどき行うようにしましょう。

ビタミンCは美白作用だけではなく抗酸化作用があり、紫外線の活性酸素によるシワ、たるみも予防するので、紫外線を浴びたその日のうちに集中的にケアをするのがオススメです。紫外線で悪化する肝斑のある方にはとくに有効なお手入れ法ですよ。

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