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体臭の原因と改善方法

その体臭、病気が原因かも?

更新日:2017/08/23 公開日:2014/07/01

スキンケア大学参画ドクター

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体臭とは主に、皮膚の雑菌によって汗や皮脂、垢に含まれる成分が分解され、臭いを発します。しかし、それとは別にその病気特有の体臭を発生させる場合もあります。ここでは、それらの病気をいくつかご紹介します。

魚臭症(トリメチルアミン尿症)

魚臭症(トリメチルアミン尿症)とは、体臭や口臭が、魚の腐ったような臭いになる病気です。臭いのもとになるのは、トリメチルアミンという物質。この物質が、魚の腐ったような臭いを持っているため魚臭症と呼ばれています。

(1)魚臭症の原因

魚臭症の原因は、食べたものを消化する際に発生するトリメチルアミンが分解されず、汗や呼気や尿から発散されてしまうことにあります。分解されない要因は、トリメチルアミンを分解する酵素が先天的、あるいは肝機能障害や肝機能低下などによって後天的に欠落してしまったことによります。

(2)魚臭症予防

魚臭症は非常に症例が少ない病気で、いまだに抜本的な治療法はありませんが、食事療法でかなり改善できることがわかっています。

魚臭症予防には、トリメチルアミンが作られる前段階の物質である、コリンやレシチン、トリメチルアミンオキシドを含む食材を取らないようにすることです。

(3)トリメチルアミンを発生させる食品

  • コリンを含む食品:海産魚、卵、肉(加工品)、豆類、ブロッコリー、カリフラワー
  • レシチンを多く含む食品:卵、小魚、うなぎ、ごま油、コーン油
  • トリメチルアミンオキシドを多く含む食品:イカ、タコ、エビ、カニなどの頭足類、甲殻類

(4)トリメチルアミンを発生させにくい食品

  • 穀物類:小麦・米・さつまいもなど
  • 野菜類:トマト、かぼちゃ、玉ネギ、レタス、ニンジン、セロリ、キュウリなど
  • 果物類:りんご、バナナ、グレープフルーツ、ぶどう、キウイなど

糖尿病による体臭

糖尿病は、血液中に糖分が多くなりすぎてしまう血液の疾患です。血糖のコントロールが悪くなると、ケトン体という成分が生成されます。ケトン体はやがて血液の中でアセトンという物質になるのですが、このアセトン特有の砂糖のように甘い匂いが糖尿病によって作用し、体臭が甘酸っぱくなります。

また、糖尿病の症状の一つとして、腎臓機能が低下してしまうというケースもあります。腎臓機能が低下してしまうと、体臭はアンモニア系の酸っぱい臭いになります。体臭が甘酸っぱくなったり、酸っぱい臭いになった場合は、糖尿病の疑いがあります。できるだけ早くに専門家に診てもらいましょう。

さまざまな症状から発生する臭い

魚臭症や糖尿病の他にも特有の体臭を発生させる症状があります。

(1)脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎は皮脂の多い顔のTゾーン、頭皮、胸や背中の中央部、ワキの下などでよく発症します。皮膚が赤くなり痒みを帯び、また切片と呼ばれるフケのようなものが大量に発生します。過剰に皮脂が分泌されるため、頭皮から脂っぽい強い皮脂臭を放ちます。

(2)疲労からくる臭い

疲労によって肝臓機能が低下し、体臭が酸っぱいアンモニア臭になることがあります。これは疲労臭と呼ばれています。肝臓の機能低下により分解しきれなかったアンモニアが毛穴を通して汗とともに放出されてしまうのです。

(3)便秘が原因の体臭

便秘もまた特有の体臭を放つ症状のひとつです。便が長い間腸に留まっていると、便から発生するガスが腸壁から体内に吸収されてしまい、それが汗、皮脂と一緒になって体臭となったり、口臭になったりします。

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